斎宮歴史博物館では、毎年夏の企画展で、常設展示室の展示コーナーをさらに深めるテーマを設定しています。5回目にあたる今回は、平安時代の斎王や貴族のくらしについてご紹介します。
 平安時代の貴族たちは、どのような家に住み、どのような生活をしていたのでしょうか。歴史資料や絵巻物、古典文学には、当時の屋敷の様子やその中で行われた行事の様子が描かれています。それらを手がかりにして、都の貴族たち、そして、伊勢神宮に仕えるために斎宮で暮らした斎王たちの暮らしを、現在のわたしたちの生活と比べながら探ってみたいと思います。