2025年07月04日掲載
Home Away from Home
KOTARO NUKAGA 六本木
- 会期
- 2025年06月20日~2025年08月09日
カルーセル
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ホセ・パルラ《Morning Blossoms Over Tokyo(Multiversal)》2025年
1973年、マイアミ生まれのパルラは、アメリカ、プエルトリコ、キューバといった多様な移民文化に囲まれて育ちました。そうした環境は、都市生活や芸術に対する理解に深く影響を与え、彼の作品に大きなインスピレーションをもたらしてきました。独特のカリグラフィーと、幾層にも塗り重ねられた絵肌に特徴付けられるパルラの作品は、都市の壁に残された記憶や痕跡を想起させると同時に、自身の経験が色濃く重ね合わせられています。とくに世界中を移動するなかで出会った都市や多様な表現との対話は、異なる抽象表現を交差させたパルラの独自の視覚言語の探求を促してきました。パルラの作品は、言語やアイデンティティといった概念、さらには場所や空間の定義そのものに対して、詩的に問いを投げかけています。パルラの痕跡を刻む行為は身体性と質感に富んでおり、加筆や消去、重ね描きといった手法を織り交ぜられることで、身体の動きを反映した絵画的な意識の流れを生み出し、視覚文化の既成概念への揺さぶりをかけています。
本展では、ひとつに限定される「ホーム」ではなく、記憶、移動、人との繋がりによって形成され、常に変化し続ける風景という視点からパルラの作品を展示します。パルラは1999年から幾度も日本を訪れており、日本の風土や文化様式からも多大な影響を受けてきています。ポーラ ミュージアム アネックスでは、窯元で滞在制作された備前焼の作品や日本のアーティストやファッションデザイナーとのコラボレーション作品なども展示し、パルラの包括的な活動とルーツを辿るとともに、東京をテーマとしたラージスケールの新作1点を含む18点の作品を紹介します。旅や都市との出会い、コラボレーション、歴史的な出来事、記憶、感情といった多面的な要素が、パルラの表現をいかに形作ってきたかに焦点が当てられています。
KOTARO NUKAGAでは、日本で過ごした時間や出会いから着想を得た新作絵画を発表します。日本の都市の様々な顔に遭遇し、友人やアーティストとの交流を重ねてきたパルラにとって、本展のために作られた新作は「友人たちへのオマージュであり、芸術の旅を豊かにしてくれた瞬間」であると語っています。
これまで数々の出会いによって展開をみせてきたパルラの作品群を2つの会場で一望できるこの機会に、是非ご来場ください。
本展は、POLA MUSEUM ANNEX にて同時開催しています。
会期: 2025年6月20日(金)– 7月27日(日)
開廊時間: 11:00 – 19:00(入場は18:30まで)
※会期中無休 ※入場無料
会場: POLA MUSEUM ANNEX
〒104-0061東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3F
- 展覧会名
- Home Away from Home
- 分類
- 企画展
- 会場
- KOTARO NUKAGA 六本木
- 会期
- 2025年06月20日~2025年08月09日 Googleカレンダーに登録📅
- 開館時間
- 11:00 – 18:00
- 休館日
- 日月祝休廊
- 観覧料
- 無料
- 住所
-
106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F
- アクセス
- 東京メトロ日比谷線、都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3番出口より徒歩約3分
- 公式サイト
- https://kotaronukaga.com/exhibition/home-away-from-home/
- 公式SNS
- お問合せ先
- KOTARO NUKAGA(六本木)
TEL 03-6721-1180
