〔展覧会概要〕
日々、撮った写真を見返す中で、写真の中にある、痕跡や意思のみとして写る「誰か」の存在が、映っているもの以上に目につくように感じた。
写真そのものには様々な限りがあるが、鑑賞者である私と写真との間には、遥かな広がりがあるのだと思う。
私はその目の前に浮かぶ広がりの中にいる、誰か(あなた)のことを考えていたい。

〔プロフィール〕
桑原仁太 / KUWABARA Jinta
2017年 東京工芸大学 写真学科卒業
広告系制作会社勤務、多摩美術大学グラフィックデザイン学科研究室 助手を経て、2023年より専門学校東京ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科教員。
2025年より多摩美術大学グラフィックデザイン学科非常勤講師。
撮影業務の他、写真による作品制作を行なっている。