そもそも「浮世絵」ってなに?
どうやってできてるの?
江戸の人たちはどんなふうに楽しんでいたの?
浮世絵版画はその色鮮やかさから「錦絵(にしきえ)」と呼ばれ、現代のマンガやアニメのように、江戸のポップカルチャーとして大衆に親しまれたものでした。市中で話題の美人、人気の歌舞伎役者、相撲、遊里など江戸っ子の好んだ風俗や、人々の暮らし・町並み、時代の流行など、当世(今の世)をモチーフにしたものはすべて浮世絵であり、鎖国のなかで発展した日本独自の文化を描き出しました。その制作は、絵を描く絵師のほか、版木を彫る彫師、それを和紙に摺る摺師、そして企画から販売までを担う版元と、それぞれの分業によってつくりだされます。
この展示では、浮世絵のジャンルや楽しみ方、制作工程や職人の技など浮世絵にまつわるコト、モノを様々な角度から紹介します。見方を知ると、浮世絵はもっと楽しい!知れば知るほど、面白い!