岸駒を祖として京で一時代を築いた画派、岸派。近江国高宮出身の石田逸翁(秀峰1800~69)は、京で活躍した岸派の絵師で、法橋・法眼に叙せられました。逸翁の妹秀蘭(1803~63)もまた、絵師として活動していたことが分かっています。本展は、石田兄妹の画業と生涯を紐解く初の展覧会です。