宋元仏画とは中国の宋と元の時代に制作された仏教絵画のことをいいます。
古くから仏教をあつく信奉してきた日本は、仏教の先進国であった中国から多くの文物を舶載してきました。
平安時代後期から鎌倉時代を中心に中国から舶載された宋元仏画も代表的な請来品(願い求めて外国から持ち帰ったもの)のひとつで、絵画史上でも特筆される、きわめて高い水準を持つものが多く含まれています。
これらは寺院のなかで祀られたほか、絵師の手本となるなど、長い時間をかけて日本文化に深く浸透してきました。
本展では、国内に所蔵される宋元仏画をあつめ、制作された当地の文脈に照らしながら、それぞれの特色をご紹介します。
“宋元仏画” ということばで括りながらも、描かれた内容や制作された時代、地域、たずさわった人々など、その様相は複雑かつ多彩です。[公式サイトより]
前期:09月20日(土)~10月19日(日)
後期:10月21日(火)~11月16日(日)