大阪市博物館機構では、2025年大阪・関西万博開催にあわせて、大阪市の6つの博物館・美術館の収蔵品200万点以上の中から、都市大阪の繁栄とともに先人たちが収集、継承してきた多岐に渡る資料・作品のコレクションを、各館20点、計120点の「大阪の宝」として選定しました。

本展は、大阪歴史博物館の「大阪の宝」20点に加えて、とりわけ皆さんにご覧いただきたい所蔵品を学芸員が選りすぐり、5つのインデックスに分類してその意義と魅力をお示しするものです。大阪歴史博物館が考える「大阪の宝」は、大阪で生まれたり育ったり、あるいはここで暮らしたり活動した人たちがのこしてくれた「モノ」・「コト」たちです。それらがもつ多様な「顔つき」は大阪の特徴をさまざまな角度から照らし出してくれるとともに、未来への示唆を与えてくれます。

大阪での人間の活動が知られるのは三万数千年前から。海に面した地理的環境により、古くから国内外との往来が盛んだった大阪ならではの壮大な人間ストーリーを、当館の「大阪の宝」でぜひご堪能ください。

※6つの大阪市の博物館・美術館(大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館)の「大阪の宝」は、Webサイト(https://dom.ocm.osaka/treasure/)で公開するほか、各館で順次展示をしています。