1955(昭和30)年、苫小牧市では郷土史の解明と文化遺産の保護・整備の観点から、北海道内の他の市町村に先がけて文化財保護条例が制定されました。2025(令和7)年現在で、国指定が1件、国登録が1件、道指定が3件、市指定文化財が7件となっています。
 本展では、苫小牧市で文化財保護条例が制定されて70年を迎えたことを契機に、苫小牧市の指定文化財を紹介します。あわせて、苫小牧市における文化財保護の歴史と、文化財保護の一翼を担ってきた博物館施設のあゆみについてもふりかえります。