「A.L.L.presents あーとのとびらをひらく展覧会」は、子どもたちをはじめとするすべての方々に、多様なアートと出合い、アートを身近に感じていただくことを目指して「アート・ラーニング・ラボ(=A.L.L.)」が企画する展覧会です。開館初年度、シリーズ1回目となる今回は、動きと光と影が織りなすインスタレーションを制作するアーティスト・小松宏誠(こまつ・こうせい 1981~)氏をお招きして鳥取県では初めてとなる展覧会を開催します。

小松氏は、会場を訪れた人が自由に感じ、記憶し、それぞれの物語を紡ぐことを願い「風景のようにそこに在る」ものとして作品を制作しています。本展では、自作のインスタレーションとともに、当館のコレクションから風景にまつわる作品をセレクトして展示し、新たなインスタレーションが制作されます。それは「今この瞬間と、過去から受け継がれてきた風景が一つの空間に混在すること」であり、「見る人の想像力によって重なり合う、時を超えた風景でもある」と作家は語ります。
今秋、展示室に生まれる新たな風景に身を置いたとき、あなたは何を感じ、どんな歌に包まれるでしょうか。