【展覧会について】
イヌリーナは、動物たちの小さな息づかいや仕草を、
粘土と樹脂で丁寧にかたちにする造形作家です。
創作のきっかけは、17歳で旅立った愛犬との時間にあります。
介護と別れを経て、“命を形として残す”という思いから制作を始めました。
以来、犬やカバ、ヤギ、ウシなど、身近な生きものをモチーフに、
その姿やしぐさの中にある温かさを見つめ続けています。
作品に登場する動物たちは、どれも落ち着いた表情をたたえ、
リアルでありながら、どこかやわらかな印象を残します。
粘土の指跡や筆の跡には、動物と向き合った時間の痕跡が静かに残ります。

本展「イヌリーナ 1st SOLO EXHIBITION」では、
これまで制作してきた立体作品を通して、

“生きるもの”を見つめる作家の視点を紹介します。

【作家プロフィール
イヌリーナ(行本淳子:ゆきもと じゅんこ)|動物造形作家
東京都墨田区生まれ。工科系短期大学卒業後、IT業界でプログラマーとして勤務。
家族の海外赴任を機に退職し、帰国後にデザイン業を経て、2017年より動物造形を開始。
老犬介護と愛犬との別れをきっかけに、「命あるものの存在感」をテーマに活動を続ける。
素材は石粉粘土や樹脂、レジンなど多岐にわたり、
リアルとファンタジーのあわいにある“いきものの姿”を独自の感性で表現している。

【主な展示】

2017年 グループ展(ギャラリー Do Progetto)

2020年 錆猫ギャラリー企画展「ほっこり、Zoo」

2021年 いきもにあ
2021年(いえもにあ)

2023年 サロン・ド・T「どうぶつブローチコンテスト」入選

2024年 ギャラリー国立「犬日和」

2025年 ドールアニマルワールドフェスティバル
2025  ワンダーフェスティバル
ほか、グループ展への参加や、
インターネット販売、オーダーペットフィギュア制作など幅広く活動。

Instagram:https://www.instagram.com/inurina_zoukei/
X:https://x.com/inurina

展覧会概要
展覧会名:イヌリーナ 1st SOLO EXHIBITION

会期:2026年1月8日(木)〜1月12日(月)

時間:12:00〜18:00(最終日は17:00まで)

会場:Gallery SPACE 8510-2(東京都台東区鳥越1-12-1)

入場料:無料

アクセス:

JR総武線「浅草橋駅」徒歩10分

都営大江戸線「新御徒町駅」徒歩8分

JR総武線・都営浅草線「蔵前駅」徒歩12分