本山コレクションは大阪毎日新聞社社長であり、本学評議員も務めた本山彦一が収集した考古資料です。そしてこのコレクションには、明治時代に『日本大古石器考』を刊行した神田孝平が収集した資料も多数含まれています。

今回改めて本山コレクションの来歴調査を進めたところ、「北海道の名付け親」として有名な松浦武四郎が蝦夷地探検から持ち帰った資料や、明治初期に開口した仁徳天皇陵古墳の前方部石室の図を描いた柏木貨一郎が収集した資料が見つかりました。

柏木の資料には、明治4年に大学南校物産局が九段坂上で開催した、「大学南校物産会」に展示されたものが含まれています。この展示会は「物産会」と名付けられていますが、わが国最初の博物館展示に位置づけることができます。これらの資料を通じて、江戸時代から今日に至る"モノの歴史" を感じていただけたら幸いです。