茶臼山は松江市山代町にある山で、『出雲国風土記』には「神名樋野」として登場します。その西南麓には台地が広がり、古代には山代郷正倉、山代郷南新造院など重要遺跡が点在しています。近年、国道432号線拡幅工事や、住宅開発などで、数多くの発掘調査が行われ、少しずつ古代・中世の遺構、遺物が確認されました。今回の企画展では古代から中世にかけての移り変わりをご紹介します。