国立印刷局の前身である紙幣寮では、切手や証券類を印刷・製造する際、手彫りの原版製作を民間の銅版画師に委ね、松田緑山(ろくざん)、梅村翠山(すいざん)、柳田龍雪(りゅうせつ)、中村月嶺(げつれい)等が御用銅版画師として活躍しました。彼らの手による製品は、草創期の紙幣寮の姿を今に伝える貴重な資料となっています。
本展では、このような銅版画師たちの活動を通して、紙幣寮の歴史や製品製作の実態をご紹介します。特に、具体的な活躍の様相をよりいっそうご理解いただけるよう、中村月嶺が紙幣寮から受注した製品内容の記録帳「紙幣寮 御下絵上納覚 御用控」とその翻刻文を展示します。この機会にぜひご覧ください。

また、1月30日(土曜日)から3月8日(日曜日)までの金曜日、土曜日、日曜日、祝日(2月8日(日曜日)を除く)には、凹版印刷体験イベントも開催します。
※凹版印刷体験イベントの詳細については、お札と切手の博物館ホームページをご覧ください。