本展は、昭和100年を記念し、昭和期に活躍した印刷局の専門職員・工芸官の彫刻技術とその製品、習作を紹介するものです。
 印刷局独自の技である凹版彫刻の技法は、師匠の工芸官から弟子の工芸官へと連綿と受け継がれてきました。日本のお札史上最も登場回数の多い聖徳太子の肖像を彫り上げたのも、師弟4人の工芸官でした。
 戦中から高度経済成長期まで、激動の昭和期に工芸官が彫り上げた数々の名品や、技術錬磨のために制作したオリジナル作品とともに、昭和を振り返ってみてはいかがでしょうか。


 令和8年(2026年)に、昭和元年(1926年)から起算して満100年を迎えます。政府では、「昭和100年」関連施策として、地方公共団体や民間主体も含めて、全国で取組を推進しています。詳しくは以下のホームページを御覧下さい。
 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/showa100nen/portal/index.html