2025年に創刊70周年を迎えた少女雑誌『りぼん』(集英社)。数々の名作が誕生した歴史の中で、1970年代半ばから後半にかけて、“おとめチック”という大ブームが巻き起こりました。太刀掛秀子はこのブームを牽引した漫画家のひとりです。「P.M.3:15ラブ♡ポエム」や「なっちゃんの初恋」で等身大の少女のラブストーリーを描いて人気を獲得し、「ミルキーウェイ」「雨の降る日はそばにいて」「花ぶらんこゆれて…」などの連載作品では、シリアスでドラマチックなストーリーで読者を魅了しました。

約12年という短い活動期間ではありますが、繊細で美しいタッチの絵や卓越したコマ割りの技術で、引退後も注目され続けています。太刀掛が『りぼん』で最後に発表したストーリー漫画「星聖夜」(1986)から40年。これまでほとんど展示されることの無かった美しい原画の数々を初公開いたします。

また太刀掛とともに『りぼん』で活躍した漫画家・陸奥A子、田渕由美子の原画もあわせて展示します。

特別協力/集英社