熊谷守一美術館41周年展では、熊谷守一と故郷 付知(つけち)との関わりに焦点を当てます。

守一は1880年、現在の岐阜県中津川市付知町で生まれるものの、幼い頃にその地を離れ、やがて東京で画家を目指すようになります。守一と付知とのつながりはわずかでしたが、30代の5年間を付知の実家で暮らし、山に囲まれた付知の豊かな自然の中で、ほとんど絵を描かずに馬を乗り回したり、山の仕事に従事したりして過ごした経験は、後々まで彼の作品の中に生き続けました。

本展では、付知で過ごした30代の頃に描いた「馬」をはじめ、付知やその周辺の風景を描いた作品、山深い付知の文化や伝承に関わる作品、そして、晩年人気となった、草花や木々に覆われた自宅の庭の生きものたちをモチーフに描かれた作品をご紹介します。庭の生きものたちを、「モリカズ様式」で描いた作品に、故郷の豊かな自然の気配があるように、守一の心に生き続けた故郷 付知の息遣いを感じていただければ幸いです。


【関連プログラム】 
トークイベント「守一のふるさと 付知のこと。」
・お話:小南 桃生氏(熊谷守一つけち記念館 学芸員)
・日時:5月23日(土)18:00〜19:00
・会場:豊島区立 熊谷守一美術館第3展示室
・料金:無料(特別企画展の観覧チケットが必要です。)
・申込:予約制先着順 ※4月26日より予約受付開始 
 予約受付サイトへは美術館HPよりアクセスをお願いいたします。