ISSEY MIYAKE KYOTOのKURAではKURA展「TENMOKU COTTON」を開催します。

各地に残る陶土や磁器土、顔料、釉薬といった素材から、それらがかたちづくる陶磁器の色や柄、技法にいたるまで。そのひとつひとつを見つめ直し、テキスタイルへと落とし込む。

HaaTの「TENMOKU COTTON」は、ミュージアムに収蔵される名品から、日々の暮らしに寄り添う民芸の雑器まで、陶磁器が持つ多彩な表情に着目したシリーズです。

陶磁器に見られる、薬の溜まりと色のにじみ。そこに生まれる、まだらな景色。この不均質なリズムをテキスタイルの表情として立ち上げるため、TENMOKU COTTONは縫製後に染色を施す製品加工と、表面ブリーチによる二段階の工程を採用。色の濃淡や凹凸を、テキスタイルの上に浮かび上がらせています。
さらに、綿糸でポリウレタンの芯糸を包み込んだ加工糸を、織りの比率を変えながら組み込むことで、テキスタイルに伸縮と立体的な起伏を与えました。

会場では、TENMOKU COTTONを陶土や磁器土に見立て、ろくろの上に置かれる器の原型になぞらえて展示します。回転によって土が挽き上げられ、器のかたちが整えられていくように、TENMOKU COTTONもまた回転のなかで、正面・背面・部分ごとに異なる凹凸や表情を現します。

この機会にぜひ会場で、TENMOKU COTTONが織りなす重層的な景色をご覧ください。