■ 展示会概要
てとば美術館の vol.5 展示として「藤本純輝 個展:島のきらめき」を2026年3月20日(金)~4月20日(月)に開催いたします。

本展では、アーティスト・藤本純輝が事前に五島を訪れ、島の光や風、草花の気配と向き合いながら制作した新作を中心に展示いたします。支持体として用いる布の質感や重なりを活かし、やわらかな光や空気の流れを描き出す本作は、絵画でありながら物理的な奥行きを感じさせる空間を生み出します。

五島の自然と呼応する素材とまなざしによって立ち上がる、静かで確かな存在感をもつ絵画空間をぜひご覧ください。

展覧会名:「藤本純輝 個展:島のきらめき」
会期:2026年3月20日(金)~ 4月20日(月)
会場:てとば美術館(長崎県五島市富江町富江335-1)
開館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日:火曜日、水曜日
入館料:大人1,000円 / 高校生以下・島民500円
主催:合同会社 te to ba
Instagram:@tetoba_museum


■ 作家プロフィール 藤本純輝(Atsuki Fujimoto)

Instagram:@atsuki_fujimoto

【ステートメント】
私の制作活動において、描く風景やモチーフの特性と素材の質感を互いに補完し合うように、素材を慎重に選び、手を加えることを大切にしている。 特に支持体としての布に焦点を当て、その荒さや細やかさを活かして柔らかな光や空気の流れを表現してきた。
また、布地をあえて露出させることで、物理的な奥行きを持つ絵画空間を生み出し、日光に照らされた花畑や、木々が重なり合う光景を描いている。
絵の支持体には一般的なキャンバスではなく、手芸などで用いられるきめの細かいリネン生地を使用している。
支持体の布そのものに細やかな空気の通り道があり、画面の奥、左右への空間の広がりを生み出す。
また、剥き出された布は画面に物理的に画面の外に飛び出し、草花が太陽光に照らされ影を落とすように、絵画空間に影を作り出す。
本来、嘘の空間を作り出す絵画というものに対して、嘘のない、実際の空間に物体として存在しているものとして、物理的な前後、遠近を持った絵画空間の創出を試みている。
やわらかでキメの細やかな布を重ねたり、剥き出すことで浮かび上がる花や草木の様相は花や花をとりまく光・空気のたしかな気配を、画面、展示空間に創出する。

【略歴】
1997年 三重県生まれ。
2021年 京都芸術大学大学院 芸術研究科 修士課程 芸術専攻 美術工芸領域油画分野 修了

【主な個展】
2025年 「そよぐ風、おだやかな午後に木漏れ日の場所で」 Saenger galeria ( メキシコ )
    「トリやチョウやミツバチや」COHJU ( 京都 )

2024年 「木漏れ日の中のワルツ」emmy art + (東京)
    「高原に咲く」biscuit gallery karuizawa ( 長野 )
    「藤本純輝 個展」日本橋三越本館コンテンポラリーギャラリー ( 東京)
    「庭と花瓶」JBIG Meets Art Gallery ( 東京)
    「花のある部屋」京都高島屋蔦屋書店 6F(京都)

2023年 「湖畔の城」ART GALLERY UMEDA(大阪)
    「YOLos art focus #1 藤本純輝展」YOLOs よろず(京都)

2022年 「絵と木の葉、木から森への境界」ARTDYNE(東京)
    「森の音、風の通り道」gallery trax(山梨)
    「FLOWER GARDEN」 CANDYBAR Gallery(京都)
    「やわらかな午後の陽に」 AIR 賀茂なす(京都)

2021年 「MtK + Vol. 3」MtK Contemporary Art.S 京都)
    「Rose garden」FUGA Dining(東京)
    「森のテラスで一杯の紅茶を飲む」Ace Hotel Kyoto 1 階ロビーギャラリー (京都)

【主な展示】
2025年 「Art Collaboration Kyoto 2025」 COHJU ブース (京都)
    「和を以って日々を結ぶ」 MEET YOUR FESTIVAL 2025 ( 東京 )
    「見ること、暮らすこと」井村美術館メインスペース(京都)

2024年 「東京都展 The Echoes of East Kyoto」寺田倉庫 WHAT CAFE(東京)

2023年 「HAMAMATSU SESSIONS vol. 4 イン&アウトオブピクチャーズ̶享楽する平面ー」藤本純輝、岡田佑里奈二人展 Hirano Art Ga I Iery (静岡)

2022年 「或る絵肌ー物語るマチエールー」三越本店美術サロン (東京)
    「路地」藤本純輝 x 五味謙二 emmy art 十 (東京)
    「Dialogue 2 : 散歩道」藤本純輝 x ガブリエル・ハートリー清昌堂やました別館 (京都)

2021年 「Kyoto Perspective」ANB Tokyo(東京)
    「ARTISTS' FAIR KYOTO 2021」京都文化博物館 (京都)

2020年 「クロスフロンティア Vol. 1」ワコールスタディーホール京都 (京都)

【主な受賞歴】
2025年 「群馬青年ビエンナーレ 2025」入選

2021年 「シェル美術賞 2021」 角奈緒子審査員賞
    「NONIO ART WAVE AWARD 2021」木村絵理子賞
    「ARTISTS' FAIR KYOTO 2021 Akatsuki ART AWARD」優秀賞

【主なコレクション】
2025年 「Coppel Foundation」 ( メキシコ )


■てとば美術館とは

―五島の時間と記憶を、アートで受け継ぐ場所―

「五島の記憶をアートで記録する」ことをコンセプトに、2025年4月に開館。かつて写真館や書道教室として地域の人々の記憶を刻んだ建物を再生し、未来へつなぐ小さな美術館として生まれ変わりました。
暮らしの中で忘れられていく風景や文化をアートの力でそっとすくい上げ、未来へ手渡していく。てとば美術館は、この地に根ざし、人々とともに歳を重ねながら、五島の記憶を残し続けます。