「鷹」とは、オオタカ・ハイタカ・ハヤブサなどの猛禽類の総称です。古くから各時代の権力者は、飼いならした鷹を自在に操る狩猟「鷹狩」を行っていました。次第に鷹は権力の象徴として位置づけられ、江戸時代には将軍や大名が所有した鷹を「御鷹」と呼んでしました。
 加賀前田家も多くの鷹を所有し、領内で鷹狩を行っていました。鷹狩の実施までの過程においては、様々な人々が関わっており、鷹を飼育・調教する鷹匠、鷹の餌を上納する餌指役、鷹場を管理する鳥見役、雛である巣鷹を上納する鷹巣見役などが重要な役割を果たしていました。
 本展覧会では、古文書・鷹道具・絵画など多様な資料から、鷹狩や鷹の飼育・調教の実態などを読み解き、これまで知られていなかった鷹をめぐる前田家の歴史を明らかにします。