装飾のためにデザインされた文様は、日々の暮らしのあらゆる場面に登場し、私たちの目を楽しませます。四季折々の草木や動物といった自然物にはじまり、人物や人の手によって生み出されたあらゆる物が文様のモチーフとなっており、古代から現代に至るまでに数えきれないほどのバリエーションが生まれてきました。文様にはその土地の自然観や美意識が反映されており、世代を超えて受け継がれてきたものの中には、幸福・繁栄・厄除けなどのシンボルとして重視されているものも多く存在します。また古い時代の文様が、後世の感性によって新しい形で表現されることも行われてきました。

 本展は大阪くらしの今昔館のコレクションを中心として、大阪の旧家所縁の様々な作品に鏤(ちりば)められた多彩な文様を紹介する企画展「文様彩集(もんようさいしゅう)」の第2弾として開催します。