この度、軽井沢ニューアートミュージアム1Fギャラリー(ホワイトストーン)では、現代アーティスト・橋爪悠也のホワイトストーンでの初個展「Relationship」を開催いたします。

橋爪は幼少期からものづくりに親しみ、ファッション業界でデザインやPR、販売業務に携わった後、独学で作家の道を切り開きました。
業務で携わった経験を基盤に、オリジナル性とは何か問い続け、幼少期より親しみ尊敬する漫画家・藤子・F・不二雄作品の表現に通じるタッチを取り入れた作品を発表しています。
大衆的なモチーフを再構築することで、私たちが日常的に触れているイメージを変容させ、ひとつの芸術作品へと昇華させる点が特徴です。
代表作<eyewarter>シリーズは、人物の目から一粒の涙が零れ落ちる瞬間を描いた連作です。ポップな色彩とマンガ風の描線によって無表情の人物が描かれます。これらの像は明確なメッセージを示すのではなく、鑑賞者の感情や記憶を映し出す鏡のように機能し、静かに見つめる時間を与えます。

なお、現在当館2F美術館エリアで開催中の企画展「つながる・ひろがる(越境・拡張する表現領域)」でも同作家の作品を展示。本個展はこのような時期に開催するにふさわしい展示となりました。

【展覧会概要】
本展は、「…まで」と「…から」をキーワードに、過去から未来への変遷をたどる2部構成となります。2025年までに制作された過去作品を振り返る展示と、山梨県の製紙企業・大直が開発したオリジナル和紙「ナオロン」を用いた新たな試みによる作品を発表します。
本展タイトル「Relationship」は、一枚の作品が成立するまでに関わる、素材をつくる人、運ぶ人、展示する人、鑑賞する人などに象徴される、さまざまな「関係性」を示唆しています。本展では、そうしたあらゆる「関係性」に改めて目を向け、その広がりを見つめます。
アニメや漫画の文脈を受け継ぎながらオリジナル性とインスピレーションとの関係を探ってきた橋爪が、従来の絵画の提示を超えて伝統的な素材とコラボレーションすることで新たな「関係性」のかたちを提示します。

【作家プロフィール】
1983 年岡山県に生まれ、現在は東京を拠点に活動。
2016 年から自主企画による展覧会を通して作品を発表。
2022 年には東京のスパイラルガーデン、2023 年には韓国ソウルにて大規模な個展を開催。
出身地である岡山では、展覧会を定期的に開催し、地域への継続的な貢献を目指している。

【関連イベント】 (随時お知らせ)
・作家ギャラリートーク:5月3日(日)13時~

【企画·主催】
WHITESTONE