現在私たちが手にしている本の多くは、明治時代に日本に普及した西洋の製本術をベースにしてつくられた「洋装本」です。しかし、西洋における伝統的な手づくりの製本装幀本について、日本ではあまり知られていないのが現状です。すべての工程を手作業で行う一点ものの本づくりには高い技術を要し、また1冊の本をつくるのに3か月から1年もの時間がかかりますが、たしかな技術によってつくられた本は頑丈で美しく、500年の保存がきくと言われています。
本展では、ドイツに生まれ、晩年を宮城県気仙沼市で過ごした製本装幀家ティニ・ミウラのしごとを通して、その知られざる世界を紹介します。[公式サイトより]