みえるものは
みえないものと
ともにあり
ここに在る者は
ここにはない者に
ささえられていることを
-忠田愛

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1981年 大阪に生まれ、都市と森を往還しながら制作を続ける 忠田愛 は、見えるものと見えないもの、人と他なる生きもののあわいに宿る気配を描き出してきました。梟や熊、鳥たちは隣人のような存在として画面に現れ、静かに私たちの在りかたを問いかけます。
hide gallery の空間においては はじめてのご紹介となる作家の本展では、新作を中心としたドローイングと陶彫の作品を約10点展示いたします。
忠田が描きだす画面には、外なるものの“ながれ”や脈動が静かに息づき、いのちといのちの関係を丁寧に、ゆるやかに結び直していきます。
しかし、その静寂は単なる沈黙ではなく、静謐なままに強度を帯びた生命の強さを内包しています。それは、生命に引き込まれるようにして画面に向かい、見えないものの気配を掘り出そうとする、忠田のひたむきな試みの集積でもあります。新緑の気配が満ちるこの季節、いのちが交差する場としての本展に、ぜひお立ち会いください。

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忠田 愛
1981 大阪に生まれる
2000 同志社大学文学部美学及び芸術学専攻中退
2005 京都造形芸術大学日本画コース卒業
2006 大学に作品買い上げとなる、イタリア短期留学
2007 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修了