箕輪千絵子さんの個展「救済 -地獄の蜘蛛の糸-」を開催いたします。

本展では、「魔除け」と「救済」をテーマに、鬼子母神、地獄太夫、牛鬼、猫又、仏など、恐れの対象でありながら、守護や救いの象徴でもある存在をモチーフとした作品を展示します。

銅版画、水彩画、鉛筆画など、さまざまな技法で描かれる、強い存在感を放つ異形の存在を、ぜひ会場でご覧ください。

【作家在廊日】10月24日(土)

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

■STATEMENT
人は古くから、災いをもたらすものを恐れる一方で、その力によって災いから守られることを願い、さまざまな存在に祈りを託してきました。
恐れの対象でありながら、同時に守護や救いの象徴でもある──

そうした相反する性質をもつ存在は、私たちの身近なところに数多く伝えられています。



箕輪千絵子はこれまで、件(くだん)や獣人など、人ならざるものや異形の存在をモチーフに、銅版画、水彩画、鉛筆画などさまざまな技法で制作してきました。
本展では、「魔除け」と「救済」に焦点を当て、鬼子母神、地獄太夫、牛鬼、猫又、仏をモチーフとした作品を発表します。



子を守る存在として信仰される鬼子母神。

自ら「地獄」と名乗り、さまざまな逸話とともに語り継がれてきた地獄太夫。

恐ろしい妖怪でありながら、魔除けとして災いを遠ざける存在でもある牛鬼。

人と深い関わりを持ちながら、やがて異形のものへと変じる猫又。

そして、救いと祈りの象徴である仏。



そこに描かれるのは、畏れと祈り、災いと守護、地獄と救済。

その境界に立つ存在を見つめることで、人が目に見えないものに意味を与え、願いを託してきた姿が浮かび上がります。
箕輪は、そうした存在を描きながら、「絵でできることは何なのか」という問いと向き合っています。



畏れ、祈り、救い。

人が目に見えないものに託してきた願いを、異形の存在を通して描き出します。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

■PROFILE
箕輪千絵子

1986年奈良県生まれ。

2009年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、2011年同大学大学院造形研究科版画コース修了。

件(くだん)や獣人など、人ならざるものや異形の存在をモチーフに、銅版画、水彩、鉛筆などさまざまな技法を用いて制作。トーキョーワンダーウォール、浜口陽三生誕百年記念銅版画大賞展、バンコク国際版画トリエンナーレなどに出品。個展・グループ展多数。鹿沼市立川上澄生美術館などに作品が収蔵されている。

Instagram @chiekominowa
X @CHIEKO39

主催:株式会社マニュブックス