令和8年度のASK第2弾では、旧中山道の宿場町として栄え、伊吹山の薬草を使った「伊吹もぐさ」が特産物として知られる米原市の柏原を会場に、美術家、彫刻家の金氏徹平を招聘して開催します。金氏は、身の回りのモノを、既存の意味や用途から解放してつなぎ合わせるコラージュ的な手法によって作品を制作し、現実と想像、過去と未来などが入り混じる風景をつくり出してきました。その表現方法は、彫刻、インスタレーション、映像、パフォーマンスなど多岐にわたります。
本展のタイトルにある「煙と霧」は、金氏が自身の作品や展覧会のテーマとしてたびたび扱ってきたものです。ものが燃焼する時に生まれる人工的な現象としての煙と、空気中の水蒸気が冷えて小さな水の粒に変化する自然現象としての霧。どちらも空気中に細かな粒子が漂うという点で視覚的には似ていても、異なる性質を持つ二つの取り合わせは、境界を越えて生まれる変化や可能性を感じさせます。
本展では、このテーマのもと、金氏のこれまでの作品群を現地の空間に合わせて再構成するとともに、柏原の歴史や風土、人々の営みを手がかりにした新作インスタレーションを制作、展示します。[公式サイトより]

会場:旧造り酒屋(やいと塾)、柏原宿歴史館、西町街道文化交流館六十、旧中村邸 ※まずは旧造り酒屋(やいと塾)へご来場ください