ふとした瞬間に記憶を呼び覚まし、心を華やがせる「香り」。嗅覚はもともと危険を察知し、食べ物を見分けるための原初的な感覚でしたが、やがて人はその感覚に意味、時には美しさを見出し、宗教儀礼や宮廷文化、近代の香水産業へと発展させていきます。
本展では、時代や文化ごとに形成されてきた「香り=フレグランス」の価値観を、多様な資料から読み解きます。私たちはなぜ、「エレガンス・フレグランス」に惹かれるのでしょうか。