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更新日
2025年06月04日

カルーセル

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美術を中心に様々なジャンルの展覧会を開催しているオルタナティブスペース / ギャラリーです。
自然光が豊かに入る空間では、展覧会だけでなくワークショップやトークショーなどのイベントも開催しています。

 「Professional」「Amateur」という二項対立にとらわれることなく、人と作品が対話を積み重ね、広がり続ける表現や、思考に柔軟に対応し発展するための媒介となることを期待して運営しています。

開館時間
12:00〜19:00
※展覧会最終日は17:00まで
休館日
休廊日は展覧会に準じます
住所

161-0033 東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F

アクセス
JR高田馬場駅徒歩7分(下落合二丁目歩道橋そば)
公式サイト
https://altmedium.jp
公式SNS
お問合せ先
03-5996-8350

イベント情報

久保田智樹 個展「ASHIO 2008/2009」

久保田智樹 個展「ASHIO 2008/2009」

開始日:2025年06月13日
終了日:2025年06月18日

12:00〜19:00 ※最終日17:00まで

久保田智樹は、自身の故郷である足尾銅山の情景を長年にわたって写真に収めてきた写真家です。2008年より足尾での撮影を重ね、2022年には初の個展「ASHIO」(IG Photo Gallery / 東京)を開催。本展は、それに続く二度目の個展となります。

写真家・橋口譲二氏は「心は競争ではないのだから、表現は競争ではない」という趣旨のことを語っており、それは久保田の制作活動において大切にしてきたことの一つです。内なる視点から、久保田は足尾という場所を見つめ、自身の写真のあり方を考えてきました。 今回の展示は、初期の作品である2008年と2009年に記録された写真によって構成されています。今後、数年分ごとの作品を順次展示していく予定です。

かつて東松照明をはじめとする写真家たちが足尾を訪れ、その光景をカメラに収めました。久保田が自身の故郷を写真の主題として捉え始めたのは、そうした時代の熱気が過ぎ去り、足尾への人々の関心が薄れて久しい頃のことです。久保田の意識に深く刻まれた情景の一つに、鈴木清の写真集『修羅の圏』(私家版、1994年)に描かれた足尾の姿がありました。また、石内都の写真、特に写真集『絶唱、横須賀ストーリー』(写真通信社、1979年)や展覧会「上州の風にのって 1976/2008」(大川美術館 / 群馬、2009年)との出会いは、久保田が自身の故郷を写真で捉える強い動機となりました。

足尾は、かつて日本有数の銅山として栄え、鉱毒事件という負の歴史も刻まれた場所です。 久保田にとって、足尾は自身の原点であり、個人的な時間と記憶が深く重なり合う場所。久保田の作品には、足尾という土地が刻んできた歴史の痕跡と、自身の記憶や時間が静かに写し込まれています。

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佐藤浩作 個展「コーパスル(corpuscle)」

佐藤浩作 個展「コーパスル(corpuscle)」

開始日:2025年06月20日
終了日:2025年06月25日

12:00〜19:00 ※最終日17:00まで

〔展覧会概要〕
行われていない実験に、答えはありません。

量子力学は、この100年の間に、
私たちの世界観を根底から更新し続けてきました。

本店では、そうした量子論的な視座を手がかりに、
芸術を等して「相関」と「存在」の本質に触れ、
”世界を繋ぐ粒子”としての芸術を提示します。

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岩田芽子 個展「開かれた庭」

岩田芽子 個展「開かれた庭」

開始日:2025年06月27日
終了日:2025年07月02日

12:00〜19:00 ※最終日17:00まで

〔展覧会概要〕
本展では、とある都市公園についての記録を展示します。現代的な芝生広場や遊具が配置されたこの都市公園は、戦後の都市計画に基づき整備されてきました。一方で、周囲を取り囲む広大な雑木林や各所の構造物には、整備が始まる以前の姿が残されています。

本作の撮影は2015年頃に始まり、その過程で、当初は気づかれていなかったものへと対象を移すことで進められました。タイトルである「開かれた庭」は、自然の景観を模倣し、またはその要素を追求して十八世紀初頭のイギリスで確立された風景式庭園に着想を得ています。*1「記憶を記録する」というテーマからはじまった本作を、かつて壁に囲まれていた庭園が外の自然へと開かれ、新たな様式として成立した過程と重ね合わせることができると考えたからです。

ある場所に身を置き、何かが強く私の注意を惹くとき、それまで「気づかれていなかったもの」が風景として立ち上がってくるように感じています。撮影が「意のままにならないもの」を引き寄せる行為だとしたら、風景の経験とは、後戻りできないかたちで突然やってくる「他者」のようなものなのかもしれません。私の関心は、「気づかれていなかったもの」の想起や、あるいはそのはじまりの瞬間を提示することにあります。 

*1 安西信一『イギリス風景式庭園の美学 〈開かれた庭〉のパラドックス』、東京大学出版会、2000年

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石毛健太郎 個展「偶察 / 視欲 / 律動 ー Serendipity / Gaze / Rhythm」

石毛健太郎 個展「偶察 / 視欲 / 律動 ー Serendipity / Gaze / Rhythm」

開始日:2025年07月11日
終了日:2025年07月16日

12:00〜19:00 ※最終日17:00まで

〔展覧会概要〕
意図しない出会いは、視るという欲望を呼び起こす。

その視線の先にある都市のリズムと身体が、知らずに呼応していく。

そんな瞬間の記録。

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