新宿眼科画廊

更新日
2025年02月18日

カルーセル

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    スペース地下

現代美術を中心に、写真、絵画、グラフィック、イラスト、インスタレーション、映像作品などを展示するためのジャンルを問わないアートスペース。大小合わせて4つのスペースを有し、小規模イベントや演劇、撮影スタジオとしての利用などもできる。若手・中堅作家のサロン的な意味合いも含まれ、社会とアートの融合点を模索している。 所在地は新宿ゴールデン街のすぐ近く。

開館時間
12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)
休館日
木曜日
住所

160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11

公式サイト
http://www.gankagarou.com
公式SNS
お問合せ先
03-5285-8822

イベント情報

「Reverie Noctalis」 望月しいな

「Reverie Noctalis」 望月しいな

開始日:2025年02月14日
終了日:2025年02月19日

13:00~19:00(水曜日は13:00~16:00)

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「影の分際」 河口梨奈、藤本哲明、村津蘭

「影の分際」 河口梨奈、藤本哲明、村津蘭

開始日:2025年02月14日
終了日:2025年02月19日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

 この展示は、写真家の河口梨奈、詩人の藤本哲明、文化人類学・映像人類学者の村津蘭の三人で作ったものである。目の前にあるものにひたすら目を凝らし、世界の饒舌さを写真で切り取ろうとする河口と、詩が内包する抒情の在り処にノーガードで身を開こうとする藤本、西アフリカの霊的存在が照射する可能性について思考する村津。
 表現媒体も志向もバラバラな三人が、いかにして一つの展示を作り得るのか。嚙み合わなさをほぐしていく、時には武骨なままぶつけ合う、それによってお互いの手つきが少し変化する、その過程がすでに展示をつくる目的でもあった。

 二〇二四年三月、Zoomの画面を介して、ベナンにいる村津の記録した「霊の視点からの映像」を、河口と藤本は見る。ウェアラブルカメラで撮影された村の風景。
「少し不穏な感じ、歩く道は手前が暗く、空に抜けているけど、抜けすぎていない感じがあるね」
 二〇二四年五月、河口による明石での撮影。藤本、村津は多少手伝いながら、ぼんやり眺める。いつもより、手前の影の気配を意識しながら、奥にある光を撮る。上から撮るのではなく、多少抜いて光に寄せる。
 二〇二四年五月、藤本がこの時の会話と写真をもとにして、新たな詩「手前が暗い」を書く。
(どうしたって手前が暗い、そういった類の写真ばかり手元に大切に残ってあって)
 だから、出発しよう、
 というのも僕ら、出発してよい、であるから!

 何度も会い、手を動かし、書き、語る。こうしたことを繰り返しながら、わたしたちは展示を少しずつ形づくっていった。その作業にいつも纏わりついているのが、影の存在だった。
「ベナンで話されるフォン語では、影と霊という言葉は同じなんだ」
 と村津が言う。岡山の郊外の河原で、河口が撮影するのを、またぼんやり見ている時だった。霊が立ちあがる、その契機について村津は話し続ける。カメラに映っているのは、繁茂する植物の影にのびるつる植物の、獰猛なまでの絡まり合いの、影と気配。

 都市化で街に光が溢れ、影が追いやられていったのなんて、ずっと前のことなのに、それでも足りないかのように、生活に光は浸食しつづける。デジタルサイネージが、あるいはデジタルカメラ、スマートフォンの画面の明るすぎる光が、街にも、個人のスペースにも広がり、その流れは不可逆的なようにも思える。
 いつの間に、影のない光がこんなに氾濫したのだろうか。
 わたしたちはまるで騙されたような気持ちで、追いやられた影に目を凝らす。そうすると、影は影の分際で、けれども確かな存在感で、沈黙を、貫いている。

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「みつばのクローバー」 ハムスターの息子に産まれて良かった、ひすい、ピンキーポップ、マルス、新宅和音、冨岡想

「みつばのクローバー」 ハムスターの息子に産まれて良かった、ひすい、ピンキーポップ、マルス、新宅和音、冨岡想

開始日:2025年02月21日
終了日:2025年03月05日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

ランドセルとともにお別れした音符柄、スパンコール、シール帳。
忘れ去られたはずの宝物たちが、制服を着られなくなるころ、再び私たちのもとに戻ってきます。
漫画のキャラクターは影となり、大人になった私たちの内面を支配し、頭でっかちなマスコットは幼さをさらけ出す…。
本展覧会は、「女児」として過ごした時代を懐かしみながら、大人になった私たちがどのようにその時代を回顧し、再解釈するのかを問いかけます。
みつばのクローバーの花言葉は「私を思い出して」。
かつての少女たちが描く「女児像」を通して、今の自分と向き合い、過去の自分を再発見するひとときをお楽しみください。

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「Mati」 古垣聖射、じゅんじゅん、あまは人生

「Mati」 古垣聖射、じゅんじゅん、あまは人生

開始日:2025年02月21日
終了日:2025年02月26日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

『Mati』はギリシャ語で、目や魔除けを意味します。
展示される作品は全て目に起因します。
会期中、スペースSはMatiにより護られます。

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「muhoumatsu」 オギタツロウ

「muhoumatsu」 オギタツロウ

開始日:2025年02月21日
終了日:2025年03月05日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

アニメーション制作の経験を背景とした、平面作品の模索と提示

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「ふたりのいつかのお家」 池田はるか

「ふたりのいつかのお家」 池田はるか

開始日:2025年02月21日
終了日:2025年02月26日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

過去、現在、それぞれの記憶や出来事と結びつきながら
未来への夢を育てられる場所「家」。

そこで暮らす特定の正反対な「ふたりの女の子」が生み出す、
およそたくさんのやりとりと、その一瞬一瞬をとらえた絵画展。

ふたりの姿から昔を思い起こすように、またはそっと今を確認するように。

時に、この先のちいさな未来を想うように。

ゆたかな想像のふくらむ、鑑賞体験を皆様にお届けします。

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「fragments / embrace」 Soeta Yukari

「fragments / embrace」 Soeta Yukari

開始日:2025年02月28日
終了日:2025年03月05日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

日々が加速し、自己が解けていく感覚を、愛を持って抱擁することができるように
写真表現での出力を試みた作品を新宿眼科画廊にて展示いたします。

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「your self-portrait」 湯浅実奈

「your self-portrait」 湯浅実奈

開始日:2025年02月28日
終了日:2025年03月06日

12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)

作家による固定された表現ではなく、見る人自身の自画像を発生させる場所。
3年ぶりの個展です。本展では新作のインスタレーション作品と絵画を展示します。

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