新宿眼科画廊
- 更新日
- 2024年12月06日
現代美術を中心に、写真、絵画、グラフィック、イラスト、インスタレーション、映像作品などを展示するためのジャンルを問わないアートスペース。大小合わせて4つのスペースを有し、小規模イベントや演劇、撮影スタジオとしての利用などもできる。若手・中堅作家のサロン的な意味合いも含まれ、社会とアートの融合点を模索している。 所在地は新宿ゴールデン街のすぐ近く。
160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
開始日:2024年11月29日
終了日:2024年12月11日
14:00~19:00(11月29日は16:00~19:00、水曜日は12:00~17:00)
2020年に結成されたアート&デザインコレクティブglowでは、プロジェクトごとにメンバーの組み合わせを変化させながら活動を行ってきました。近年では研究教育機関に所属するメンバーを中心に、作品の制作手法や鑑賞体験に焦点をあてた研究プロジェクトや、研究成果を広く一般に広めるための教育プロジェクトなどへ、その活動の範囲を拡張してきています。
メンバー自身の表現活動と同時並行的に行われているこれらのプロジェクトは、「制作者」自身による「表現研究」とも位置づけられ、当然その過程で得られる体験や成果は、個々の表現活動に強い影響を与えるものとなっています。メンバーの協働によって行われる研究・教育プロジェクトが、メンバーの表現を進化させ、新たな研究対象を生み出していく。私たちは、ここに見られるある種の循環を、新たな表現活動のフロー(流れ)と捉え、その過程で行われる「制作者」自身による「表現研究」を、新たな表現を探求していく上で重要なものと位置づけています。
本展では、私たちglowメンバーが行っているメディアテクノロジーを介在させた表現研究を中心に、様々な試行(practice)の成果を「体験可能」な状態で提示し、その体験を起点にした議論の場とすることを通して、新たな協働の可能性を発見する場とすることを目指しています。
開始日:2024年12月06日
終了日:2024年12月18日
12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)
2024年12月6日、新宿眼科画廊は20周年を迎えます。
ギャラリーの周年展と言えば、通常は過去に展示して頂いた作家さんのグループ展などを開催する事が多いかと思いますが、今回は今まで展示して頂いた事のなかったアーティストの方にお声がけさせて頂き、新しい一歩としての展覧会を開催致します。
開始日:2024年12月06日
終了日:2024年12月18日
12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)
新宿眼科画廊は 2004年12月6日にオープンして20年が経ちました。
一番奥の部屋(スペースO)からスタートし、2007年7月7日に手前3部屋(M、S、E)、2011年8月に地下スペースが拡張オープンしました。
このアーカイブ上映では一番最初に開催した展覧会の記録写真、2004年から現在に至るまでの記録が残っている全ての展覧会、演劇公演のメインビジュアル、手前3部屋の拡張工事の写真、10周年展(2014年12月)記録写真をご覧頂けます。
全部で2600枚ほどの写真があります。
各展覧会の記録写真はWEB のアーカイブページでもご覧頂けますので気になった展示がありましたら、是非チェックしてみて下さい。
開始日:2024年12月06日
終了日:2024年12月18日
12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)
2007年の夏、新宿眼科画廊の路面側のギャラリースペースがオープンする際に、3本ほど中﨑透遊戯室の名義で展覧会企画をさせていただいて、その縁でお声がけしてもらいました。当時、自分のスペースを閉じたタイミングだったのもあり、看板一つ持って、友人のスペースなんかでたまに展覧会企画ができると楽しそうだな、と思っていた矢先でした。
奇遇にも水戸で10年以上運営していたスペースを数年前に閉じたのもあり、今度は「PLAYROOM Direction」という名義でふらふらと機会ある時に企画をしてみようかなと、のんびり始めていたところだったのでなんだかありがたいです。
今回は、当時新宿眼科画廊によく集まっては一緒に飲んだりしていた秋山幸さんと池崎拓也さん、路面側のスペースのオープン当初に展示していた磯部昭子さんと下道基行さん、せっかくなので水戸界隈の作家を紹介したいなと五嶋英門さんと仲田絵美さん、それと以前に眼科画廊で展示した時に「新宿」と描かれた作品があったなと思い出した僕を含めて、7人の小さなグループ展を開催することになりました。機会あればぜひ足をお運びください。
(中﨑透)
開始日:2024年12月06日
終了日:2024年12月18日
12:00~20:00(水曜日は12:00~17:00)
Little Barrelは2014年12月に法人化し、10周年を迎える節目に展覧会を企画しました。
また、記念に美術家の橋本晶子によるカレンダーを制作、販売いたします。
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たくさんのアーティストに伴走しながら、これまで仕事をしてきました。
いつもアーティストに明るい未来を照らしてもらい、知らない扉を開けてもらってきたように思います。(寄り添えていないことも多く、コロナ禍をはじめ打ち砕かれた想いも実力不足による反省もたくさんありますが。)これまでの感謝と、次の10年に向けて、節目に展覧会を企画しました。
パランティアはトールキンの「指輪物語」に登場する暗い水晶球で、世界に7つあるはずの石は謎に満ちていて、石と石、石と現実が対話しながら、通常ではありえなかった過去や、これから起こる未来の世界の物語に、人々を誘います。別名は「見る石(Seeing Stone)」。アーティストは、パランティアのように、未来を見通す力を持っていて、通常では見えない次元の世界と現実とを静かに接続してくれます。
高戸蒼月花さんの作品は、過去のできごとやかつて住んでいた家の風景を振り返ることから出発しています。絵画のなかで書かれていない日記のページや、頭のなかの家の見取り図が更新され増幅されていきます。彼女の作品の切実さは見るとわかりますが、家からスタートした絵画世界は多分、もっと広大になっていくだろうと思うし、将来そういうものが見たいなと思っています。
EKKOさんの作品には、神話的な壮大な風景が繰り返し登場します。太陽の光が、海や乾いた大地に降り注ぎますが、その場所は限定されたどこかの国ではない異国です。そしてどこにでも続く「道」の風景は、今いるこの場所とは湿度も温度も違っていて、旅行のような期待感もあるのですが、いつもとても静かです。木版画や陶芸など、プロセスで作品が変化していく技法を使う彼女の作品にどこか魔術的な要素を感じつつ、静かな窓を開けて、その絵画の世界に彩られていきます。
下山健太郎さんは、絵画のフォーマットや要素、設置される場との関係などを丁寧に問い直し、一つ一つ答えを探す発明家、探検家のようなやり方で、制作の変遷が作品に表れています。屋外に設置されたり、画布が折りたたまれたり、線や球の要素がオブジェになったりと、絵画の内外の要素が飛び出したり収まったりするなかで、最近はフレームが表れてきました。鑑賞者として毎回、どんな思考で制作しているかを教えてもらうのですが、絵画というメディアそのものを再構築させられます。
3名のアーティストの作品をぜひご高覧いただき、どうぞ引き続きご支援いただきますようお願いいたします。