Oct. 29, 1996 | Nov. 19, 1996 |
Art Infomation Index - Nov. 12, 1996
【テイト・ギャラリー《ターナー賞候補作品》展】 ……………………●毛利嘉孝 |
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《ターナー賞候補作品》展
The Tate Gallery http://www.illumin.co.uk/ turner/tate.html
The Turner Prize at the Tate
Channel 4 / The 1996 Turner Prize
Douglas Gordon Biography
Gary Hume Biography
Rachel Whiteread - Reference Page
Damien Hirst
Damien Hirst Biography
Hot Wired: POP | Gallery | Work by Damien Hirst
Charlotte Salomon: "Life? or Theater?"
Mona Hatoum
Mona Hatoum - Reference Page
「テイト・ギャラリー『ターナー賞』発表」
− 毛利嘉孝
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[ロンドン・アート情報] ●毛利嘉孝
年末はターナー賞の季節である。今年一番活躍したアーティストに贈られるこのイベントは、84年に始まって以来、日本の『歌謡大賞』的な盛り上がりを見せている。というのも、チャネル4が毎年ゴールデンアワーに発表の模様を1時間の特別番組で放映するからである。テイト・ギャラリーのディレクターのニコラス・セロータによれば、「ふだん現代美術など見たことのない一般の人に見せるのが目的」ということなので、その目論見は十分に成功していると言えるだろう。 今年の候補者は、ダグラス・ゴードン、クレイギー・ホースフィールド、ゲイリー・ヒューム、サイモン・パターソンの4人。ゴードンは、ビデオ作品。ホースフィール ドは、都市の写真。ヒュームは絵画。そして、パターソンはリッソン・ギャラリーのアーティストらしく、ポップなオブジェと地下鉄の路線図のユーモラスなシミュレーション作品。ということで、各メディアを使った作品が均等に選ばれている。この数年、アニッシュ・カポール、レイチェル・ホワイトリード、アントニー・ゴームリー、そして昨年はデミアン・ハーストと、イギリスの90年代を代表するアーティストが確実に取ってきたこの賞だが、今年は少し地味な感じは拭えないかもしれない。発表は11月28日。インターネットでも見られる。
ホワイトチャペル・ギャラリー
ホワイトチャペル・ギャラリーでは、女性のアーティストばかり37人集めた展覧会を 開始している。これは、有名な女性アーティストを集めただけではなく、非常にはっきりしたコンセプトの元に集められた好企画展である。そのコンセプトとは、とりも直さず、近代美術が抱えてきた、男性=西欧中心主義に対する批判ということなのだが、どの作品も男性原理に対して男性的な女性を対置するような闘争的なものではなく、むしろ別の原理を提出しようとしているものばかりで、はかなく、しかも強い。
[もうり よしたか/
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《Morphe'96》
MORPHE96 http://ux01.so-net.or.jp/ ~mag/morphe.htm
MIZUMA ART GALLERY
Hiroyuki Matsukage Profile
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今年も青山界隈で《Morphe'96》開催 ●村田 真
昨年、青山通り一帯で行なわれた美術展 「モルフェ」が今年も11月22日から12月7日まで開かれる。街全体を巨大なギャラリーに見立て、企業のショールームからカフェ、空き地まで約50カ所のスペースに60余人のアーティストが作品を展示。今年のテーマは「翼―Asian Wing」。タイで「チェンマイ・ソーシャル・インスタレーション」を企画するナヴィン・ラワンチャイクルら、アジア作家も多数参加。 [むらた まこと/美術ジャーナリスト]
Morphe '96 関連企画
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