ボーン・デジタルの情報学
バックナンバー
第6回:学術情報のアーキテクチャ、ボーン・デジタルの本質
[2010年06月15日号(大向一輝)]
本連載では、紙を通じた情報流通からボーン・デジタルに移行し、その問題点や課題を含めていち早く体験している学術情報の世界について紹介してきた。最終回となる今回は、いまだ変化し続ける学術情報分野の現状と未来、そこから見えてくるボーン・デジタル...
第5回:CiNiiの挑戦
[2010年04月15日号(大向一輝)]
研究者間の知識流通を担う学術論文は、デジタル化によってその姿を大きく変え、研究者個人だけでなく学会・図書館・出版社などの組織のあり方にまで影響を及ぼしている。 これらは、学術というある意味閉ざされた世界の出来事にすぎないものの、一般社会...
第4回:オープンアクセス
[2010年02月15日号(大向一輝)]
日々出版される何千もの論文誌を逐一購入し、図書館に並べることは物理的にも金銭的にも難しい。電子ジャーナルは、冊子を中心とした従来の情報流通モデルから完全に脱却することで、本連載の第2回で取り上げた「巨人の肩の上に立つ」学術知のシステムを支...
第3回:電子ジャーナルの時代
[2010年01月15日号(大向一輝)]
前回は、学術文献がどのような仕組みによって流通し、それが電子化・ネットワーク化によってどのように変化したかについて述べた。そこでは、タイトルや著者名、所蔵場所といった「何が存在するのか」「どこに存在するのか」に関する情報がデジタル化された...
第2回:巨人の肩の上に立つ
[2009年10月15日号(大向一輝)]
前回、「学術分野においては、研究者はアーカイブを活用し、また自身の成果をアーカイブに加えることが死活的に重要である」と述べた。 無論、アーカイブとの関連が深いのは学術分野だけではない。どの分野においても過去の貴重な資料・作品を保存するた...
第1回:生まれながらのデジタル情報
[2009年09月01日号(大向一輝)]
今月より大向一輝氏による新連載がはじまります。テーマは、情報のデジタル化とアーカイビングについて。ボーン・デジタルとはなにか? あらたなデジタル形態はなにをもらたすのか? 2009年8月より1年にわたり、全6回の隔月連載です。[artsc...