2023年06月01日号
次回6月15日更新予定

ボーン・デジタルの情報学

バックナンバー

第6回:学術情報のアーキテクチャ、ボーン・デジタルの本質

[2010年06月15日号(大向一輝)]

 本連載では、紙を通じた情報流通からボーン・デジタルに移行し、その問題点や課題を含めていち早く体験している学術情報の世界について紹介してきた。最終回となる今回は、いまだ変化し続ける学術情報分野の現状と未来、そこから見えてくるボーン・デジタル...

第5回:CiNiiの挑戦

[2010年04月15日号(大向一輝)]

 研究者間の知識流通を担う学術論文は、デジタル化によってその姿を大きく変え、研究者個人だけでなく学会・図書館・出版社などの組織のあり方にまで影響を及ぼしている。  これらは、学術というある意味閉ざされた世界の出来事にすぎないものの、一般社会...

第4回:オープンアクセス

[2010年02月15日号(大向一輝)]

 日々出版される何千もの論文誌を逐一購入し、図書館に並べることは物理的にも金銭的にも難しい。電子ジャーナルは、冊子を中心とした従来の情報流通モデルから完全に脱却することで、本連載の第2回で取り上げた「巨人の肩の上に立つ」学術知のシステムを支...

第3回:電子ジャーナルの時代

[2010年01月15日号(大向一輝)]

 前回は、学術文献がどのような仕組みによって流通し、それが電子化・ネットワーク化によってどのように変化したかについて述べた。そこでは、タイトルや著者名、所蔵場所といった「何が存在するのか」「どこに存在するのか」に関する情報がデジタル化された...

第2回:巨人の肩の上に立つ

[2009年10月15日号(大向一輝)]

 前回、「学術分野においては、研究者はアーカイブを活用し、また自身の成果をアーカイブに加えることが死活的に重要である」と述べた。  無論、アーカイブとの関連が深いのは学術分野だけではない。どの分野においても過去の貴重な資料・作品を保存するた...

第1回:生まれながらのデジタル情報

[2009年09月01日号(大向一輝)]

 今月より大向一輝氏による新連載がはじまります。テーマは、情報のデジタル化とアーカイビングについて。ボーン・デジタルとはなにか? あらたなデジタル形態はなにをもらたすのか? 2009年8月より1年にわたり、全6回の隔月連載です。[artsc...

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レビュー/プレビュー

フォーカス

【マニラ】記録の断片に触れる──女性カルチュラルワーカーたちのアーカイブ

NEW【マニラ】記録の断片に触れる──女性カルチュラルワーカーたちのアーカイブ

著者:平野真弓

フィリピンではグループ展の企画やスペースの運営といったオーガナイザーとしての役割...

キュレーターズノート

花ひらく石本藤雄の陶

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著者:橘美貴

石本藤雄(1941-)の「陶の花」について、石本の作品を長年見てきたスコープの社...

artscapeレビュー一覧

トリノの建築とダリオ・アルジェント

NEWトリノの建築とダリオ・アルジェント

著者:五十嵐太郎

これまでは外見のみで、内部に入るのは初めての《 モーレ・アントネッリアーナ 》(...

戸谷成雄  彫刻

NEW戸谷成雄 彫刻

2023/02/25~2023/05/14 埼玉県立近代美術館

著者:村田真

考えてみたら、戸谷さんの仕事はかれこれ40年以上も前から見ているので、作品そのも...

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都内某所

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非日常も続けば日常となる。多くの人はただ、そうやって慣れることで、あるいは慣れた...

第14回 光州ビエンナーレ(フランスパビリオンでの展示、ジネブ・セディラ《꿈은 제목이 없다 Dreams Have No Titles》)

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2023/04/07~2023/07/06 楊林美術館(フランスパビリオン)

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2022年のヴェネツィア・ビエンナーレでもフランスパビリオンで展示されたジネブ・...

カタログ&ブックス | 2023年6月1日号[テーマ:縄文人の暮らしから現在を照らし出す5冊]

NEWカタログ&ブックス | 2023年6月1日号[テーマ:縄文人の暮らしから現在を照らし出す5冊]

著者:artscape編集部

日本各地で発掘された膨大な数の出土品を長年撮影し、考古学など研究の領域にも寄与し...

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スウェーデン国立美術館館長と考える:アートとウェルビーイング、その関係は?

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著者:光島貴之河原功也artscape編集部

現在、東京都渋谷公園通りギャラリーで、京都を拠点に活動する全盲の美術家、光島貴之...

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