NOT A GALLERYにて「竹久直樹」と「やましたあつこ」の2人展が開催されています。

現実と非現実の切断と接続にある不自由を戯れるように、オルタナティヴな景色を表現する竹久直樹とやましたあつこ。多層化する世界をシームレスに行き来するその視座は、新しい世界と遠い記憶の邂逅を促します。

竹久は写真や映像の物理的な制限を転用して「撮影をする」という行為やコミュニケーションをリサーチし、再構築。やましたは、幼少期から自己の内面に実在する世界と人たちを日本画材で描くパラレルな「邪魔のない世界」を展開しています。

<竹久直樹>
「撮影」という概念を通じて、インターネット普及以降のイメージやそれらをめぐる人間の意識とコミュニケーションの体系を主題に制作と研究を行う。また様々な美術館やギャラリーにおいて展覧会の記録撮影を継続的に担うほか、他分野のアーティストとの共同制作も行っている。近年の主な活動として個展「ホームスチール」(2023)、「スーサイドシート」(2022)、グループ展「逆襲」(SNOW Contemporary、2023)などがある。

<やましたあつこ>
1993年、愛知県出身。2018年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。幼少期の体験に基づいて創生したパラレルな世界を油彩、日本画材を使いながらドローイング的な柔らかい筆致で絵画に起こし、一貫して「邪魔のない幸せ」を描いている。第35回ホルベインスカラシップ奨学生。

会期:2024/05/29(水)~2024/07/28(日)
会場:NOT A GALLERY(静岡県熱海市上多賀1027-8)
開館時間:11:00〜15:00
主催:PROJECT ATAMI 実行委員会
公式サイト:https://projectatami.com/update/1810/