展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
COHO COME HOME
著者:岩根愛
編集・造本:町口覚
発行:bookshop M
発行日:2024年8月16日
サイズ:16.8×23.7cm、32ページ
現在開催中の「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」のメインビジュアルにもなっている「The Opening」も掲載された作品集
隈研吾 オノマトペ 建築 接地性
著者:隈研吾
発行:X-Knowledge
発行日:2024年8月1日
サイズ:B5判、256ページ
つんつん、ぐるぐる、ぱらぱら・・・オノマトペはモノの状態やモノとモノとの関係を表すコトバ。世界を舞台に活躍する建築家・隈研吾が、オノマトペを駆使して目指すものは何か? それは象徴的な素材の選び方・使い方にとどまらず、建築と大地、建築と身体、さらには人と世界との関係を接地させること
具体的には13のオノマトペをもとに、自身が携わった56の建築を分類し、紹介・解説しています。オノマトペを設計手法に取り入れることで、モダンとポストモダンを超えた、またAIなどの最新テクノロジーをも超えた、建築があるべき方向を指し示します。
[発行元ウェブサイトより]
芸術と宇宙技芸
著者:ユク・ホイ
訳者:伊勢康平
発行:春秋社
発行日:2024年7月29日
サイズ:四六判、528ページ
最新技術が世界を便利なだけのものとしていくハイデガーの言う「哲学の終わり」のなかで、新しい始まりを見いだすにはどうしたら良いのだろう? ユク・ホイはアートに着目し、西洋と中国の芸術から芸術形式を取りだし、新たな技術の思考を見いだそうとする。
[発行元ウェブサイトより]
中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルク
著者:中野京子
発行:文藝春秋
発行日:2024年6月7日
サイズ:四六判、224ページ
大王朝が沈みゆく時、人々は美とエロスと死の気配に溺れた――。
19世紀末のウィーンは、黄昏時の美しさに輝いていた。勤勉な皇帝フランツ・ヨーゼフと美貌の皇后エリザベートの人気は高く、街は都会的に改造され、カフェが賑わい、文化芸術が開花。しかし数十年後、大王朝は消滅する。人々は崩壊の予兆に怯えながらそれに目をそむけ、エロスと死の気配に満ちた絵画や小説に傾倒した。そうした時代の申し子であるクリムトと、同時代画家たちの絵画から「良き時代の終末」を読み解く。
[発行元ウェブサイトより]
非美学──ジル・ドゥルーズの言葉と物
著者:福尾匠
発行:河出書房新社
発行日:2024年6月24日
サイズ:四六判、466ページ
ドゥルーズにとって諸芸術はどんな意味を持つのか。美学を適用するための倫理を探りながら、日本批評の「否定神学批判」の射程距離をも探る。俊英による日本現代思想の新たな展開がここに!
[発行元ウェブサイトより]
堀口捨己の世界
著者:藤岡洋保
発行:鹿島出版会
発行日:2024年8月6日
サイズ:四六判、278ページ
日本近代を代表する建築家・堀口捨己(1895-1984)の評伝。
日本のモダニズムを牽引した建築家であり、建築史家・庭園史家・歌人でもあった堀口が、建築における美のあり方を追求した営みを紹介する。
[発行元ウェブサイトより]
まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書
著者:阿部幸大
発行:光文社
発行日:2024年7月24日
サイズ:A5判、176ページ
人文学の論文執筆には、基礎となる習得必須の知識と技術がある。しかし、それを現在の大学教育はうまくカリキュラム化できていない。どんな条件を満たせば論文は成立したことになるのか、どの段階でどの程度の達成が要求されるのか、そしてそのためにはどのようなトレーニングが必要なのか。そもそも、なんのために人文学の論文は書かれるのか。期末レポートからトップジャーナルまで、「独学で書く」ためのすべてを網羅する。
類書の追随をまったく許さない、アカデミック・ライティング本の新定番。
[発行元ウェブサイトより]