東京・√K Contemporaryにて、メディアアートの先駆者の一人として知られたアーティスト、三上晴子(1961-2015)の没後10年追悼展「MIKAMI MEME 2025|三上晴子と創造のミーム」が開催されています。

三上は、1980年代半ばに鉄のジャンクによる作品で一躍脚光を浴びたのち、脳とコンピュータ、身体と免疫などへとテーマを展開、90年代前半のニューヨーク滞在を経てインタラクティブアートへと表現を移行しました。その後20年間、国内外のメディアアート・シーンで活躍するとともに、多摩美術大学で多くの学生を育てました。三上の作品そして人となりは、現在も人々の記憶に鮮明にとどまり、思考を触発し続けています。

本展は、三上と出会い対話をするなかで、彼女からミーム(文化的遺伝子)を受け継ぎながら、独自の世界を生み出したアーティストたちによる作品が紹介されています。なお、11月3日(月・祝)には飴屋法水が80年代に三上晴子と制作した《バリカーデ》のパフォーマンスを開催予定です。詳細については、公式サイトをご覧ください。

<出展作家>
飴屋法水、平川紀道、三原聡一郎、毛利悠子、山川冬樹 from グランギニョル未来、やんツー

<企画・キュレーション>
四方幸子、渡邉朋也

会期:2025/10/18(土)~2025/11/22(土)
会場:√K Contemporary(東京都新宿区南町6)
開館時間:13:00〜19:00
休廊日:日・月曜日 *11/3(月・祝)は開廊
主催:一般社団法人 日本美術継承協会
公式サイト:https://root-k.jp/exhibitions/mikami-meme-2025/