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「ART WEB MEETING 01」(AWM 01)は、アートフェア東京2007の関連イヴェント「ダイアローグ
in アート」のひとつとして開催されました。アート情報をあつかうウェブサイトが、メディアとしてこれから果たすべき役割を議論するために、REALTOKYO、Tokyo
Art Beat、artscapeの代表者によるプレゼンテーションと、アートとウェブサイトについてのディスカッションが行なわれました。
「ART WEB MEETING 01」概要
会場:東京国際フォーラム地下2F セミナールーム
会期:4月11日(火)、16:00〜17:30
出演者:
小崎哲哉(REALTOKYO ART iT/発行人兼編集長)
藤高晃右+ポール・バロン+オリビエ・テロー(Tokyo Art Beat/共同設立者)
春木祐美子(artscape/ウェブマスター)
前半のプレゼンテーションは各サイトのすべてを紹介するには短いもので、各々の特徴に内容をしぼり、紹介しました(サイトの基本情報は会場で配布したハンドアウトに記載[artscape
編集部制作])。しかし、そのことが、それぞれのメディアの違いを際立たせ、各サイトが担ってきた役割を互いに改めて確認することとなりました。
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左から、
小崎哲哉氏:アートだけでなく、演劇、映画、音楽などを含めた総合カルチャーとして情報を発信する「REALTOKYO」の発行人であり編集長。
春木祐美子:全国1,200以上の施設を網羅したミュージアムデータベースを有し、イベント情報やレビューをマンスリーマガジンとして発信する「artscape」ウェブマスター。
藤高晃右氏、オリビエ・テロー氏、ポール・バロン氏:常時350以上の東京の展覧会情報をバイリンガルで提供する「Tokyo Art Beat」。
おかけんた氏:司会。タレントでありアートコレクターとしても知られる。 |
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プレゼンテーション終了後は、森美術館・前館長のデヴィット・エリオット氏へのインタビューをはさみ、ディスカッションへ進行。まずは、エリオット氏の発言を受け、それぞれがさらなるウェブの活用についてコメントしました。続けて、アジアでの共通アートメディアの必要性、コミュニケーション・ツールとしてのウェブサイトの可能性、文化事業としての情報発信の意義など、次々と話題が展開され充実した討議となりました。とくに最後に提示された展覧会情報や施設情報のデータ共有案は、美術館やギャラリーなどの各施設関係者の協力が不可欠であり、まさに「アートフェア東京」の会場で投げかけるのに相応しい提言でした。
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アートフェア東京2007(4月10日〜12日開催)は、9日のプレヴューを含めた4日間で来場者約32,000人、総売上は約10億円。同フェア2日目に開催したこのAWM 01も、用意した80ほどの座席はすべてうまり、立ち見がでるほどの盛況ぶりでした。このテーマを語るには予定した90分以上にまだまだ時間が必要でし
たが、こうした議論の場が実現したことを第一歩とし、ここからつなげ、発展させていきたいと考えています。
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[artscape 編集部] |
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当日上映されたデヴィット・エリオット氏へのインタビュームービーです。 |
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