一輪挿し \5,250(税込)
東京国立博物館で保管している桃山時代の「葡萄栗鼠蒔絵食籠」に基づいてつくられた一輪挿し。食籠は人に食物を贈ったり、食物を収めて室内に飾るために用いられていた容器で、この「葡萄栗鼠蒔絵食籠」は、表面は黒漆、金の平蒔絵に絵梨地、針描を交えて葡萄棚を栗鼠が駆け回る様子を表わしており、伝世した食籠のなかでも代表的な存在。葡萄と栗鼠の組み合わせは中国に起源があり、日本の漆器の文様としては桃山時代から江戸時代初期にかけて流行した。
ガラスぐい呑 \2,100(税込)
東京国立博物館保管の酒井抱一(1761-1828)筆「四季花鳥図巻」を基につくられた。この「四季花鳥図巻」は、四季の植物、鳥類、虫類を、春夏、秋冬の二巻に分けて描いた作品で、尾形光琳の四季花鳥図などが画想のもとになったと指摘されている。四季折々の多彩な植物を多用し、画面をとぎれることなく構成する手法は、品格のある抱一の美意識をよく表現している。 |