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このページの内容は、掲載当時(2005年10月)のものであり、現在とは状況が異なることがありますのであらかじめご了承ください。
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[取材協力=森富美子] |
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絵画織ブックカバー(文庫版) 〈各〉1,575円
上:紫地色紙葡萄模様摺箔
中:白綾地秋草模様小袖
下:抱一筆 夏秋草図屏風・秋図 |
上:紫地色紙葡萄模様摺箔 葡萄の木と色紙を金摺箔で表したデザインで桃山時代につくられた名品の子方の衣装がある。これをモチーフにして特許絵画織の技術技法で作られたブックカバー
中:白綾地秋草模様小袖 宝永年間に、光琳が菊、萩、桔梗、芒などの秋草をのびのびと描いた小袖がある。これをモチーフにして特許絵画織の技術技法で作られたブックカバー
下:銀地の上に可憐な草花を描いた、叙情性と装飾表現を自然に統合させた優美な作品である。これをモチーフにして特許絵画織の技術技法で作られたブックカバー |
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扇子 5,250円
重要文化財・尾形光琳筆《白綾地秋草模様小袖》(絹製、丈147.2cm、裄65.1cm、江戸時代、18世紀) |
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屏風 7,875円
国宝《高雄観楓図屏風》(六曲一隻、狩野秀頼筆 紙本著色、149.1cm×364.2cm、室町時代 16世紀)
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左:唐桟小風呂敷 3,675円
右:唐桟信玄袋 2,940円 |
唐桟は、桃山時代から江戸時代の初期に、南蛮船により日本にもたらされた織物のひとつで、インドの東海岸、サント・トーマスの港から渡って来たと言われ、「とうざん」と呼ばれるようになりました。また、将軍家が大奥で、袴をつくり着用したことから奥島とも呼ばれていました。当時は、珍しく、貴重な織物であり、絹と見まごうほどの光沢、軽さ、柔らかな肌触りが珍重されました。復元されたこの唐桟も、当時の古渡り唐桟にならい、縦糸・緯糸共に極細の高級綿糸で織り上げました。将軍家を頂点とした上流階級から、豪商、町人、役者、茶人、庶民へと拡がるなか、特に町人は幕府の禁令下で目立たぬおしゃれとして、唐桟を着て、茶道と共に、「わび」や「さび」といった日本独自の服飾文化の基礎をつくり出したと言われています。 |
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