またまたakiko@shogakukanと、こんどは瀬戸内の旅。高松空港から高松築港に出てうどんを食い、フェリーで直島へ。最近、町営の100円バスでベネッセハウスまで行けるようになった。館内を一周してから総支配人の笠原氏の案内で家プロジェクトを見る。途中、突堤の先端にあった草間彌生の巨大カボチャがなくなっているが、荒天の日に流されてしまい修理中だという。別の海岸に打ち上げられていたら大騒ぎになっていたかも。さて家プロジェクト。宮島達男の角屋、ジェームズ・タレルの南寺、内藤礼のきんざはもうおなじみだが、この10月に完成したばかりの杉本博司による護王神社には驚かされた。だってホンモノの神社をつくってしまったんだもん。しかも、外見はきわめてオーソドックスでありながら、階段はガラス製(レンズ製というべきか)で、それが拝殿前に置かれた一枚岩の下の地下空間にまで通じているのだ。いいのかね、こんなことして。どうせなら森万里子に夢殿をつくらせてもよかったかも。笠原氏の車で港まで送ってもらい(この場を借りてお礼申し上げます)、宇野―茶屋町経由で倉敷に出て、大原美術館に隣接する国際ホテルに投宿。 [11月22日(金) 村田真]