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磯崎道佳「のぞいてみれば」 |
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11/19〜12/8 ヒルサイドギャラリー[東京] |
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校外授業で代官山界隈のギャラリーを散策。磯崎展には2度目だが、作者にも来てもらってACC(Asian Cultural
Council)のことやニューヨークでの体験談を聞く。ギャラリー内にはソファやベッドが置かれ、その前は外を見渡せるガラス張りになっていて、なるほどここは作品を鑑賞するというより、くつろぐためにしつらえた空間であることを再確認。
[11月28日(木) 村田真] |
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高橋信行展 |
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11/13〜12/1 ヒルサイドフォーラム[東京] |
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こちらは南仏モンフランカンのアーティスト・イン・レジデンスに滞在した作家の帰国展。ダイムラー・クライスラーグループの文化支援事業で、派遣作家は約3カ月の滞在中に制作した作品を南仏と東京で発表しなければならず、かなりハードスケジュールだ。アーティスト・イン・レジデンスにはさまざまな目的や形態があっていいと思うが、作家に負担を強いてしまっては本末転倒というもの。少なくとも作品発表を義務づけるならもっと滞在期間を増やすべきだろう。この展覧会もなにかそっけなく(もともと高橋の作品自体そっけないが)、余裕が感じられない。ACCで1年間ニューヨークに滞在した磯崎の個展とは対照的。
[11月28日(木) 村田真] |
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ジュン・グエン・ハツシバ展 |
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11/20〜12/25 ミヅマアートギャラリー[東京] |
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ベトナム戦争での枯葉剤散布と水俣病をオーバーラップさせたビデオ作品。ベトナム人と日本人のあいだに生まれ、アメリカで学んだ作者ならではの作品だ。水俣の海中で数人のダイバーが操っているのは、伸縮する巨大な玩具。
[11月28日(木) 村田真] |
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青木陵子展 Gluesights |
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10/30〜12/28 児玉画廊[大阪] |
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青木陵子のボンド画は、ボンド(接着剤)を黒く着色して描いているので、線が自ずと立体感を持っていて、独特の表情がある。木や草花、動物などがつらなるように描かれ風景画になっている。遠目に見るとそれが人の顔であったり、女性の胸元であったり、異なる2つの景色を作り出していることがわかる。新作の手描きアニメーションは窓に映されたものを廊下で観る展示になっていた。アコースティックな管楽器の音色と影絵のようなテイストがエンドレスに続いていて、具体的なストーリーはないが飽きない映像作品に満足。
[11月29日(金) 原久子] |
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YES YOKO ONO |
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10/25〜1/25 Museum
of Contemporary Art , North Miami[米・フロリダ] |
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全米を巡回中の「YES YOKO ONO」展がマイアミで開かれていた。オノ・ヨーコのこれまでの足跡を回顧するような展覧会。60年代のフルクサスに参加していた頃から現在に至るまでの作品を紹介している。昔の作品は目にする機会もあったが、最近作は日本で紹介されることがこれまでにあまりなかったので興味深かった。
同時開催といったかたちで、Sarah Morris : Miami(2003/1/26迄)、Christian Marclay: The Sounds of
Christmas(2002/12/31迄)なども同じ会場でやっていた。クリスチャン・マークレイは季節柄ぴったりの企画。レコード屋さんを思わす棚にぎっしり並んだクリスマス曲。ライブ・パフォーマンスも行なわれていて、オープニング・レセプションを盛り上げていた。
[12月3日(火) 原久子] |
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Yayoi Kusama |
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12/5〜5/11 Bass Museum of Art[米・フロリダ] |
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ペインティング、ソフトスカルプチャーのシリーズや鏡を使った作品など草間彌生のここ20年くらいの仕事を回顧する展覧会。ご本人もオープニングレセプションに参加していて、出席者との記念写真をにこやかに撮るなど巨匠の風格を漂わせていた。同時期にオープニングを迎えた2人の日本人アーティストは世代や作品の性質は異なるが、つねに注目を集め続け今も現役として健在であることには変わりはない。
[12月4日(水) 原久子] |
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