|
今日の作家シリーズ・八田豊――磁場の生まれるところ |
|
|
3/10〜21 大阪府立現代美術センター展示室A |
|
|
|
|
|
紙を用いた作品は、なかには平面作品でありながら触れてもいいというものもある。地味だが、テクスチュアのあり方を追究したしっかりした仕事だった。
[3月10日(月) 原久子] |
|
|
|
|
輝け日本油画 |
|
|
3/5〜17 日本橋高島屋8階ホール[東京] |
|
|
|
|
|
独立美術協会の70回記念展。その前身である1930年協会の佐伯祐三、前田寛治らを含めて計60人の出品。林武や福沢一郎など初期のころはよかった。おおむね戦前までの作品のほうが新鮮に映る。最近では大津英敏、絹谷幸二だもんね。それにしても、おそらくフランスの「アンデパンダン」に由来するんだろう「独立美術協会」、団体名としては矛盾してません?
[3月10日(月) 村田真] |
|
|
|
|
ロングマーチ(長征)プロジェクト プレゼンテーション |
|
|
3/10 東長寺食堂 |
|
|
|
|
|
「ロングマーチ(長征)」とは、かつて毛沢東が紅軍を率いて中国各地を遠征したこと(らしい)。それとほぼ同じルートをアーティストやアクティヴィストたちがたどり、各地で展覧会やワークショップやシンポジウムを繰り広げていこうというのが、このアートプロジェクト。企画したのはル・ジエというキュレーターで、ロンドンのゴールドスミス校で学んでいた1998年に思いついたという。昨年、全20地点のうち12地点をまわった時点で突然中断し、こうして各地でプレゼンして、今年6月から再出発する予定。ちょっとソソられるプロジェクトではないか。ちなみに資金の2000万円は、彼の金持ちの奥さんからの援助らしい。それもソソられる話だ。
[3月10日(月) 村田真] |
|
|
|
|
森美術館記者発表会 |
|
|
3/11 森タワー53階 |
|
|
|
|
|
4月25日にオープンする六本木ヒルズの森タワー最上階に昇って、森美術館(10/18開館)の記者発表。森ビル社長の森稔、森美術館理事長の森佳子のあいさつのあと、館長のデイヴィッド・エリオットがなんと日本語でスピーチし始めた。と思ったら「ソレデハイマカラエイゴデハナシマス」。憎めないカンチョー。オープニング展は、古今東西の作品を集めた「ハピネス」。続いて、日本のアートやサブカルチャーを紹介する「六本木クロッシング」、MoMAコレクション展「モダン再考」、「イリヤ・カバコフ展」など。美術館予算は約20億円で、初年度の入館者は100万人を目標にしているという。ひとり1000円として10億か。その後、館内をまわって屋上に出る。この日は好天に恵まれ、まわりに高いビルもないので房総半島まで望める。こりゃすごい。現代美術どころではない。下界を見下ろすと、ああぼくんちがこのビルの影に入ってしまっているではないか。
[3月11日(火) 村田真] |
|
|
|
|
HANAYO Photo Exhibition |
|
|
2/28〜4/8 アニエス・べ−銀座[東京] |
|
|
|
|
|
花代の写真の被写体には愛娘天子ちゃん(お人形のように可愛い)が頻繁に登場する。淡い光が時間と空間を白くて薄いベールで覆ったような写真作品だ。
[3月11日(火) 原久子] |
|
|
|
|
河口龍夫 大地と水と植物 |
|
|
3/5〜23 ヒルサイドフォーラム[東京] |
|
|
河口龍夫 関係―無関係・ドローイング |
|
|
3/5〜23 ヒルサイドギャラリー[東京] |
|
|
|
|
|
中原佑介著『関係と無関係―河口龍夫論』の出版記念と、今夏、「大地の芸術祭 妻有国際アートトリエンナーレ」に出品予定の作品のプレゼンテーションも若干含んだ個展。インスタレーションに用いられ並んでいた農具は妻有で実際に地元の人たちが使っていたもの(納屋などに眠っていた)だとか。
[3月12日(水) 原久子] |
|
|
|
|
束芋 ケタケタ展 |
|
|
3/7〜22 康ギャラリー[東京] |
|
|
|
|
|
これまでは、内側だけで完結していた束芋作品ですが、今回は、内から外を眺めるかたちで映像インスタレーションがつくられていた。時折、ちらりと垣間みてしまった他人のプライヴェートが気になったりすることって誰にもあること。窓から眼下の住宅街を見下ろすと、家々ではそれぞれいろんな人生劇場が繰り広げられている。サウンドはギャラリー側の協力で、はじめて他の人につけてもらったという。いつもとは一味違う束芋作品だった。
[3月12日(水) 原久子] |
|
|
|
|
|
|