Artwords®

アサンブラージュ

Assemblage(仏)
更新日
2024年03月11日

「寄せ集め」「組み(継ぎ)合わせること」を意味する仏語。雑多な日用品や工業生産品、廃物などを寄せ集める手法、あるいはその作品のこと。アッサンブラージュとも。J・デュビュッフェが1950年代に美術用語として使い始めたが、そのデュビュッフェの作品は植物や蝶の羽などを画面に貼り付けたもので、現実の自然に意識を置いた一種のコラージュであった。その後61年、P・レスタニーの企画によるヌーヴォー・レアリスムの展覧会「ダダより40度高熱」において工業製品を寄せ集めた作品がまとまって発表され、さらに同年ニューヨーク近代美術館でのW・C・サイツによる企画「アサンブラージュの芸術」展を通じて、工業化社会における消費文化を背景とした意味を含んでこの用語が一般化した。しばしば廃品を素材に用いるためジャンク・アートと一部重なるが、日常を取り巻く社会環境を素材の直接的な呈示によって作品に反映させるアサンブラージュの適用範囲はより広い。ヌーヴォー・レアリスムを典型として、活動時期の重なるアメリカのネオ・ダダ、後続のアルテ・ポーヴェラ、さらにポップアートへと接続・展開する動向のベースとなるスタイルである。

著者

補足情報