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アメリカ・カリフォルニア州に本社を構える、グローバルIT企業。1976年、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックがパートナーシップ契約を結び、アップルコンピュータを設立。ジョブズが果食主義者であったこと、リンゴ農園で働いていたことなどが社名の由来とされる。ウォズニアックが前年に設計したパーソナルコンピュータ「アップルＩ」を製造するにあたって事業を開始。当初、製造はジョブズの実家のガレージで行なわれた。77年に法人化。84年に「マッキントッシュ」を発売し、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスを普及させ、パーソナルコンピュータ革命を起こした。また、ハードウェアからソフトウェア、コンテンツに至るまでを一体とし、シンプルなユーザー体験を提供することを徹底した。シンプルでエレガントなデザインに対するジョブズの強いこだわりにより、同社は優れた工業デザインを企業戦略の柱とした。社内闘争などにより、85年にジョブズは追放されるが97年に復帰。98年にジョナサン・アイブがデザインした「iMac」を発売し、大成功を収める。2001年にアップルストア１号店をヴァージニア州に開店。同年に携帯音楽プレーヤー「iPod」を発売し、その後03年に音楽業界を一変させる「iTunes Store」を発表。07年には「iPhone」を発売し、携帯電話を音楽や写真、動画、電子メール、ウェブが楽しめる機器へと変えた。同年に社名をアップルに変更。10年にタブレット端末「iPad」を発売し、15年にウエアラブル端末「Apple Watch」を発売。2019年現在、CEOをティム・クックが務める。