2019年11月15日号
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2011年02月01日号のバックナンバー

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フォーカス

「ルール」を介した表現

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[2011年02月01日号(多田麻美)]

 ルールや原則など、ある特別な「設定」のもとに行なわれる表現、というものがある。インターネット中毒が社会問題となり、バーチャルな世界と日常との境がどんどんと消失しつつある今、敢えてある条件のもとに自らをおいて表現を行なうことは、まるでPCゲームに参加するかのような刺激をもたらすのだろう。急激な経済成長のひずみで、勝者と敗者の格差も広がっている中国。現実世界そのものがゲーム以上に成敗を分かつシビアなものであるのも、あるいはゲーム性がリアリティーをもちやすい理由なのかもしれない。

キュレーターズノート

山下清 展──歩き描いた49年

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[2011年02月01日号(鎌田享)]

 昨年12月からこの1月にかけて、北海道立釧路芸術館において「放浪の天才画家:山下清展──歩き描いた49年」が開催された。この数年来、全国各地で開催されている展覧会ではあるが、この機会に思うところを記しておきたい。

原叟床──成巽閣「清香軒」/旧山川家住宅

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[2011年02月01日号(鷲田めるろ)]

 最近、金沢の茶道の歴史について調べている。唐突に思われるかもしれないが、その背景には次のような思いがある。金沢に美術館ができた。NPOも頑張っている。あと必要なものはなにか。個人コレクターである。

デジタルアーカイブスタディ

日本美術の担い手たちの声を残すデジタルアーカイヴ──日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴの試み

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[2011年02月01日号(加治屋健司)]

 日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴは、日本の美術関係者に聞き取り調査を行ない、それをオーラル・ヒストリーとして収集・公開・保存する団体である。本稿では、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴの活動を、設立経緯や運営方法も含めて紹介したいと思う。オーラル・ヒストリーを組織的に記録する試みは日本の美術分野では類例が乏しく、どのような意味があるのか説明が必要だろう。私たちのアーカイヴは、活動の成果であるオーラル・ヒストリーをウェブサイトで公開しているデジタルアーカイヴであるため、デジタルアーカイヴの可能性と課題についても触れたいと思う。

artscapeレビュー

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