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2011年05月01日号のバックナンバー

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美術館館長の4割が女性に──スイス現代美術界のパワーウーマンたち

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[2011年05月01日号(木村浩之)]

 女性の社会進出・雇用機会均等が叫ばれて久しいが、近年美術業界においても女性の割合が高くなってきている印象が強い。ハラルド・ゼーマンやハンス・ウルリッヒ・オブリストなど多大な影響力をもったキュレーターを輩出してきたスイスでも近年、女性の割合が急速に増えている。2008年アート・バーゼルの新ディレクター(共同)に初の女性、アネット・シェーンホルツァーが指名されたこともまだ記憶に新しい。今回はパイオニア的存在から新世代まで注目すべき12名の女性美術館館長・ディレクターたちを紹介しよう。

キュレーターズノート

町家掃除と原発事故/イェッペ・ハイン 360°

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[2011年05月01日号(鷲田めるろ)]

 金沢で古い町家を買った。長く桶職人が住んでいた家で、仕事場だったミセ(道路に面した部屋)には多くの道具や材料が残っていた。側面の板を割り出す「ヘギ」という道具や、曲面に削りだす鉋など、桶屋特有の道具もあった。トオリニワには、箍にするための長い竹がつり下げられ、たくさんの板材があった。古い小箪笥からでてできた新聞の切り抜きによると、金沢で最後の桶職人だったようだ。

第10回サッポロ未来展/札幌ビエンナーレ・プレ企画2011

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[2011年05月01日号(鎌田享)]

 一カ月ほども前のことになるが、3月の終わりから4月の初めにかけて、札幌市の北海道立近代美術館を会場に、ふたつのグループによる展覧会が相次いで開催された。

震災後の「絵描きと戦争」/「polar m」/平川典俊展

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[2011年05月01日号(阿部一直)]

 3.11震災後として、さまざまな領域で、これからどうするのか、なにができるかが叫ばれている。さらに、アートになにができるか、といった自問自答のフレーズも多く目につく。

artscapeレビュー

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