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2013年07月01日号のバックナンバー
フォーカス
ニューヨークの夏はアウトサイドアートの旬
キュレーターズノート
渡辺英司──Vehicles(乗り物)/アーツ前橋プレオープン展示「コレクション+ からだが語る」
[2013年07月01日号(住友文彦)]
私がケンジタキギャラリーの「渡辺英司」展を訪れたとき、ある海外のアーティストと一緒だった。彼は国際的な評価も高いアーティストのひとりで、いっぽう収集家でもあり、欧米の美術市場や専門家ネットワークにも通じた卓越した批評眼を持っている人物でもある。
フラワーズ──一斉に芽吹く春の花のように
[2013年07月01日号(工藤健志)]
十和田市現代美術館が開館5周年を迎えた。この美術館のユニークなところは、もともとアートを用いた町づくり事業「Arts Towada」の拠点施設として設置されていること。「Arts Towada」とは、美術館を核として活動を市街地へと広げ、街そのものを活性化させていこうというプロジェクトである。その後、アート広場やストリートファニチャーゾーンが整備され、「Arts Towada」としては2010年4月にグランドオープンを迎えている。つまり、考え方によっては何度も周年事業ができる訳で、同業者としては正直うらやましくも思う次第(笑)。ともあれ、今回は美術館の開館5周年記念展。ただし、本展は「Arts Towada」の活動の成果も充分に踏まえながら、美術館という枠組みを越えて、より大きなフィールドのなかで展示活動が行なわれていた。