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2013年11月01日号のバックナンバー
フォーカス
ヴェルサイユ宮殿 恒例現代美術展「ペノーネ ヴェルサイユ(Penone Versailles)」
[2013年11月01日号(栗栖智美)]
2013年は造園家アンドレ・ル・ノートルが生誕して400年の記念すべき年。彼の作品のなかでも最も有名な庭園のあるヴェルサイユ宮殿ではさまざまなイベントが行なわれている。今回はこの庭園と毎年恒例となった現代美術展「Penone Versailles」をご紹介しよう。
キュレーターズノート
郷土の美術をみる・しる・まなぶ特別編「江上茂雄──風ノ影、絵ノ奥ノ光」展
[2013年11月01日号(川浪千鶴)]
NHK番組『プロフェッショナル──仕事の流儀』では、最後に「プロフェッショナルとは?」という質問が画面に現われ、登場人物が含蓄のある言葉で締めるのが定番になっている。ここでいうプロとは、熟練した生業の職能をもち、その道を極めたと自他とも認める達人であり、歴史や伝統を受け継ぐなど、試行錯誤の人生経験から感動的な成果を導き出した苦労人であり、かつ成功者たちを指している。凡庸で未熟で無名の、趣味・余技的なアマチュアとは対極にあると言い換えることもできる。
しかし、プロとアマチュアにはたして明確な線引きは可能なのだろうか。
北海道の美術家レポート②竹岡羊子
[2013年11月01日号(岩﨑直人)]
北海道にしっかと根を下ろして活動するアーティストは数多い。そのなかでキラッと光彩放つ実力者もまたあまたいるから、この地は興味深い。本連載では、年齢性別ジャンル等一切問わず、独断で、しかし、おおいに賛同を得られるであろう優れた作家とその作品を取り挙げ、紹介していきたい。
トピックス
ブリヂストン美術館「カイユボット展──都市の印象派」におけるデジタル鑑賞システム
[2013年11月01日号(artscape編集部)]
ブリヂストン美術館「カイユボット展──都市の印象派」は、日本における初の回顧展である。ギュスターヴ・カイユボットは、モネやルノワールとともに印象派を代表する画家のひとり。コレクターとしての評価が先立っていたが、近年、作品の再評価が進んでいる。
この展覧会は初の回顧展であると同時に、ブリヂストン美術館が初めてデジタル鑑賞システムを導入した展覧会である。企画展の会場内に設置されたデジタル鑑賞システムを中心にレポートを行ないたい。なお、一連のシステムは、ブリヂストン美術館が大日本印刷のデジタル展示技術を活用し導入したものである。