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2018年02月01日号のバックナンバー

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フォーカス

【北京】移りゆく時代を映す試み

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[2018年02月01日号(多田麻美)]

前回の拙稿(2017年7月1日号)でも触れたが、北京の生活環境はいま、大きな変動のなかにある。それは、さまざまなアーティストの集まる芸術区においても顕著であり、ここ数年の間に、黒橋や費家村などの芸術家村が次々と再開発の対象となり、消失した。辛うじて残っている場所でも、その土地の利用登録時と完全に一致した利用であることを求められるなどの形で管理が強化され、息苦しさが増している。だが、中国の現代アートが面白いのは、たとえそういった変化が閉塞感をもたらしたとしても、「はい、そうですか」とは引き下がらないところだ。

キュレーターズノート

北海道の美術家レポート⑬菱野史彦

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[2018年02月01日号(岩﨑直人)]

北海道に根を下ろして活動するアーティストを紹介する「北海道の美術家レポート」の13回目として、菱野史彦を取りあげる。

「コンニチハ技術トシテノ美術」展

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[2018年02月01日号(伊藤匡)]

東北地方では、冬場には大規模な展覧会が企画されることは少ない。雪と寒さのため、人の動きが少なくなるからだ。あえてこの時期に自主企画展を開いているのが、せんだいメディアテークである。貸しギャラリー事業も行なっている同館では、自主事業を開催できる時期が冬場しかないという事情もあるようだ。背景には、仙台市が東北の中では比較的雪が少ないことや、地下鉄などの公共交通機関もあり、冬場でも人が動きやすいこと、学生など若者の人口が比較的多いことなどの立地条件もある。ただ、以前は正月をはさんで開催されていたのだが、今回は会期が年末までと縮小されたのは残念である。

トピックス

「自分たちのため」の文化支援──コルベール委員会の文化戦略

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[2018年02月01日号(工藤雅人)]

2017年6月17日(土)から25日(日)まで、東京藝術大学大学美術館において「2074、夢の世界」展が開催された。出展したのは学内選考を経て選ばれた東京藝術大学に在籍する学生50名だ。

artscapeレビュー

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