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2018年02月15日号のバックナンバー

イメージ

フォーカス

イメージ主導で生まれるあたらしいオブジェクト
──ポスト・インターネット以降のイメージの流通から考える

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[2018年02月15日号(水野勝仁/高尾俊介)]

インターネットの存在は、すでに私たちの生活に欠かすことのできない社会インフラであると言える。こうした状況に立脚した作品が美術館に現われ始めた。これらの作品は、イメージとオブジェクトの関係をどのように更新するのだろうか。今日のイメージの流通のあり方を通して、インターフェイス研究の水野勝仁氏とメディア研究の高尾俊介氏が考える。

キュレーターズノート

没後50年 中村研一展/モダンアート再訪-ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展

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[2018年02月15日号(正路佐知子)]

中村研一、という名前を聞いて思い浮かべる画家像、作品はどのようなものだろうか。《コタ・バル》を描いた画家、戦争画を描いた画家、だろうか。中村研一(1895-1967)は福岡県宗像郡(現・宗像市)生まれ。帝展・日展で活躍、日本近代アカデミズムの直系ともいえる洋画家である。しかし、戦渦でアトリエが被災し戦前の作品の多くが失われてしまったこと、官展などへの出品作が戦争画の影に隠れ充分には検証されてこなかったことも災いして、この画家の全貌は捉え難いものとなっていた。

「arthorymen 2005-2018」展

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[2018年02月15日号(坂本顕子)]

熊本在住の「引きこもり系現代アーティスト」アートホーリーメン。熊本市現代美術館ギャラリーⅢでは、現在その個展を開催中である。2005年に「アートホーリーメン」としての活動を始めて以降の作品をほぼ網羅する、約230点を紹介している。

360°ビュー

水平と垂直の美学──「ウィム・クロウエル グリッドに魅せられて」展

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[2018年02月15日号(artscape編集部)]

ウィム・クロウエルはオランダ生まれ、今年90歳になるグラフィックデザイナーである。デザインのルールを「グリッド」におき、システマティックにレイアウトを決めるグリッドシステムを推進したことで知られる、まさに20世紀のデザインを切り拓いたパイオニアだ。
クロウエルの仕事の全容を紹介する国内初の個展が、現在、京都dddギャラリーで開催中である。同ギャラリーの熊本和夫氏にクロウエルの仕事と今回の展覧会についてお話を伺った。(artscape編集部)

アート・アーカイブ探求

目賀多信済《山水図屏風》みなぎる清新の気──「遠藤友紀」

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[2018年02月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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