バックナンバー
2019年07月01日号のバックナンバー
フォーカス
【ロンドン】人工知能の不完全性が開くクリエイティビティの扉
──「AI: More than Human」展
[2019年07月01日号(日比野紗希)]
AI(人工知能)の創造的かつ科学的な発展をリサーチし、AIと人間の関係性をテーマにした展覧会「AI: More than Human」がロンドンのバービカンセンターで開催されている。
キュレーターズノート
二つの生誕百年記念展
[2019年07月01日号(伊藤匡)]
人生百年時代と言われる現代、ついこの間まで現役だった作家が生誕百年を迎えることを知って驚くことが増えた。今、福島県と山形県で、生誕百年を記念した展覧会が開かれている。作家の全体像を俯瞰的に眺めるには、生誕百年の頃は、ちょうどよい時期かもしれない。作家を直接知る人も多く、作品や資料の選択も可能であるからだ。
瀬戸内の風景──瀬戸内国際芸術祭2019
[2019年07月01日号(橘美貴)]
今年もだんだん気温が上がり、瀬戸内に潮の香りを含んだ風が吹くなか、瀬戸内国際芸術祭2019が幕を開けた。よくご存知の方も多いことと思うが、瀬戸内国際芸術祭は2010年に第1回をスタートさせ、今年が4回目の開催となる。
地域の芸術祭を訪れる醍醐味といえば、土地とリンクした作品をその場で楽しめることだろう。本芸術祭でもアーティストたちはそれぞれのかたちで、地域とつながった作品を展開している。本稿では、瀬戸内や島との関係に着目しながら、男木島と女木島の作品をいくつか紹介したい。