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2019年12月01日号のバックナンバー

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フォーカス

【パリ】没後500年 レオナルド・ダ・ヴィンチ展

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[2019年12月01日号(栗栖智美)]

この冬、パリで最も話題になっている展覧会といえば、ルーヴル美術館で開催されているレオナルド・ダ・ヴィンチ展をおいてほかにはないだろう。企画準備に10年をかけ、レオナルドの没後500年を記念して行なわれるとあって、テレビも雑誌もパリのバスやメトロの広告でもレオナルドを見ない日はないくらいの力の入れようだ。当展覧会は完全予約制。3ヶ月前から予約を開始したところ、オープニングの時点で33万人の予約を記録したというから、鑑賞者側の期待も高い。
今回は筆者も3回展覧会を鑑賞、さらにはレオナルド・ダ・ヴィンチが最期を迎えたアンボワーズにも小旅行に赴いた。この冬の「レオナルド祭」に便乗、500年前の万能の天才の足跡を追ってきたのでご紹介しよう。

キュレーターズノート

「wow, see you in the next life. /過去と未来、不確かな情報についての考察」についての考察

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[2019年12月01日号(角奈緒子)]

今年もいよいよ師走に突入というタイミングで、距離的には近いはずなのになぜか遠く感じるお隣の県、山口へと足を運んでみることにした。ずっと気になっていたcontact Gonzo(コンタクトゴンゾ)とYCAMバイオ・リサーチによる展覧会を見るために。

サラリーマン・コレクターの生き様──
MY NAME IS TOKYO KAI AND I AM AN ARTOHOLIC 甲斐寿紀雄コレクション展

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[2019年12月01日号(坂本顕子)]

「嫁は飯を食いますもんな」とは、NHK熊本放送局に職員として勤務しながら、生活を切り詰め、肉筆浮世絵や茶道具などの蒐集を続けた故・今西菊松氏(1913-1987)の言葉である。★1 今西氏とは、およそ時代やジャンルは異なるが、熊本市現代美術館ギャラリーⅢでコレクション展「MY NAME IS TOKYO KAI AND I AM AN ARTOHOLIC★2 を開催している甲斐寿紀雄(かい・ときお)氏(1984-)は、現在の九州を代表する、若手の現代美術コレクターと言えるのではないだろうか。

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