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2020年09月01日号のバックナンバー

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フォーカス

【マニラ】ライフライン──アーティストから社会へ、つながりのアクション

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[2020年09月01日号(平野真弓)]

新型コロナウイルス感染拡大に伴う、フィリピン・マニラ首都圏のロックダウンは3月15日に始まった。隔離措置に違反し、警察または軍部の指導に抵抗する市民に対しては、射殺も厭わないとする大統領の発言に集約されるように、政府の非情な方針によって日常生活が厳格に規制されている。2カ月半続いた完全封鎖は解除されたが、8月25日現在、「一般的なコミュニティ隔離措置」と呼ばれる対策が敷かれ、21歳未満または60歳以上の市民、妊娠中の女性の外出は禁止され、夜間は全ての市民の外出が禁止されている。外出時は、マスク着用とソーシャルディスタンシングの遵守が義務付けられている。

キュレーターズノート

複層性をもつ文脈と想像力──
テキスタイル・プランナー 新井淳一の仕事/廣瀬智央 地球はレモンのように青い

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[2020年09月01日号(住友文彦)]

異なる素材を用いて織られた布との対峙、あるいは長期間にわたるプロジェクトを通して、その背景にある文化と歴史の複雑な文脈、そしてそれを掬い出す作家の知性にはっとさせられることがある。大川美術館「テキスタイル・プランナー 新井淳一の仕事」とアーツ前橋「廣瀬智央 地球はレモンのように青い」の二つの展示についてご執筆いただいた。(artscape編集部)

トピックス

スタッフエントランスから入るミュージアム(4)
展示企画開発──領域を横断するアジテーター

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[2020年09月01日号(遠藤治郎/坂口千秋)]

4月はじめ、新型コロナウイルス感染拡大防止で全国の美術館博物館が一時休館になり、いつどのような対策をして再開館できるのかが問題になっていたとき、日本科学未来館(以下、未来館)では、科学的知見に基づいたガイドラインを作成していることを知りました。担当している遠藤治郎氏は普段は展覧会の展示デザイン、ワークショップの企画制作などかなり広範囲な業務を担当しているそうです。そんな「何でもやる課」みたいな仕事が、ミュージアムのなかにもあるの? さっそく再開後の未来館に取材に伺いました。(artscape編集部)

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